【毒親の特徴】過干渉・監視(私の母はこんな感じでした(前編))

毒親について

毒親と言うものには色々な特徴やパターンがありますが、中でも、毒親である私の母の特徴の1つである「過干渉」や「監視」については、これまでにも度々なばなぶろぐに書いてきました。

記事のカテゴリー「毒親について」の、過去の記事を幾つか読んでいただけたら分かりやすいかと思いますが、母は私の全てを知ろうとするあまりに度を越した過干渉で、私の行動を監視し続け、あれはダメ!これはダメ!と自由を奪い、ああしなさい!こうしなさい!と束縛して、私が1人の人間として普通に学生生活を送り社会人になって成長していくことをとても嫌がり、いちいち私の前に立ちはだかったきました。

では、具体的にどんな過干渉や監視や束縛する行為をしてきたのか?

過去に実際に私が母にされた電話にまつわるお話を今日と明日で2つほど例にあげて、過干渉や監視や束縛される日常がどんなものなのかを、ご紹介したいと思います。

今日は1つめのお話で、前編です。

家の固定電話(家電)の時代

私が学生だった1980年代は、スマホも無ければケータイも、ポケベルでさえ無くて、友人知人との連絡手段は家の固定電話(いわゆる家電(いえでん))だけと言う、今となっては信じられないくらい不便な時代でした。

ポケベル自体は、1980年代の後半に会社の営業職の人を中心に普及していましたけど、学生だった私は1度も使うことはありませんでした。

なので、当時の連絡手段と言えば、家電のみ。

なので、私が外出中だったりお風呂に入っていたりしている間に同級生から電話がかかってきても、今みたいにスマホに着信履歴が残って後からかけ直せることも出来ないので、翌日になって学校へ行ってから同級生に「昨日、電話かけたんだけど出なかった~」と言われるか。

もしくは、家にいる父か母が電話に出て、誰から電話がかかってきたか名前を聞いておいてもらって、後で「学校の〇〇さんから電話あったから」と伝えてもらって、こちらからかけ直すか。

もしくは、同級生から電話があったことを親に伝えてもらったとしても、それが既に夜遅くなっていた時は、もう電話をかけ直すのは遠慮して止めておくのがマナーとされていた時代でした。

今みたいに個人のスマホから個人のスマホへの電話ではなく、相手の家族が暮らす家に電話をかけるので、電話するにもギリギリでセーフなのは夜の8時くらいまでで、それ以降に電話をかけるのは、同級生はともかく同級生のご両親的には「こんな夜遅くに電話かけてくるなんて非常識な子よね。」みたいな時代でもあったので、いつでも電話をかけ直せるわけではありませんでした。

毒親にとっては監視しやすい家電

そんな家電事情だった1980年代は、毒親の母にとっては私を監視しやすい時代でもありました。

なぜなら、

  • いつ、誰から、私に電話がかかって来たかを知ることが出来る
  • 母が気に入らないと思う私の友人知人からの電話や、私に電話で話をさせたくない時などは、私の留守中に電話があったとしても私に伝えさえしなければ、私は電話がかかってきたことすら知ることが出来ず、かつ、電話をかけ直すことが出来ない
  • 家の玄関にあった家電で話す会話の内容は、居間で耳をそばだてていれば全て聞くことが出来る
  • 少しでも長話になったり夜遅くなると、電話のそばにやってきては、娘に注意しているんですよと言う体で「いつまでしゃべってるの!もういい加減にしなさい!」と電話の向こうの相手にわざと聞こえるように言って、電話を終わらせることが出来る

と言った感じだったからです。

おそらく普通のご家庭だったら、子供が電話していてもよっぽどの事が無い限りわざわざ聞き耳をたてたりしないだろうし、何だったら子供のプライバシーを尊重してあえて電話の話を聞かないようにするか、聞こえていても聞こえていないようにしてくれるんじゃないかと思うんですけど・・・

母の場合は、ぬけぬけと「アンタの電話なんて聞いてませんけど!」と言い切っておきながら、めっちゃ聞き耳を立てているのは私にもバレバレでしたし、電話なんて聞いていないと言うクセに「今度どこどこへ行くのは止めなさい!」とか「絶対に〇〇はダメだからね!」などと電話の内容をしっかり把握して、私の行動を監視して束縛してくるのが本当に嫌で「やっぱり電話の話聞いてるんじゃん!」と言い返すと、「たまたま聞こえてきただけなのに、ほんと、お前はいちいちうるさいヤツだ!」と逆ギレして怒りでねじ伏せてきました。

家の中に私のプライベートや自由なんてありませんでしたね。

同級生からの電話

そしてこれは、中学生の頃のある日のことです。

私がお風呂に入っている時に、近所の同級生から電話がありました。

その女の子は、家も近所で小学校も中学校も同じ学校に通い、部活も一緒だったし、塾でも一緒に勉強していて、母が毒親だとしてもですよ、安心して娘と仲良くさせることが出来る同級生だったはずです。

学校で「夜、電話するから~(#^^#)」と言われていたので、私もその日の夜に電話がかかってくることは知っていました。

そして、お風呂に入っている時にプルルル…プルルル…と家電が鳴っているのが聞こえ、母が電話に出ている声も聞こえていたので、きっと同級生からの電話だろうと思いましたし、私がお風呂から出たら母は電話があったことを伝えてくれるものだと思っていたのですが、母は、私がお風呂から出ても、同級生から電話があったことを伝えてきませんでした。

「あれ?電話、同級生からじゃなかったのかな?」と思って、お風呂上りにテレビを見たりしながら電話がかかってくるのを待ったのですが、1時間くらいして夜も9時半近くになってても、同級生からの電話はかかってきません。

そこでやっと「やっぱりさっきの電話、同級生からだったのでは?」と思って母に

「〇〇(同級生)から電話なかった?」

と確認したら

「え、かかってきてないけど。」

とのことで、結局その日は、同級生からの電話はありませんでした。

ところが翌日、学校で同級生から「昨日、電話したのにぃ~!どうしてかけ直してくれなかったのぉ~(??)」と言われたのです?!

帰宅して、私は怒り心頭で母に「昨日〇〇から電話あったんじゃん!なんで教えてくれなかったの?!」と問い詰めました。

すると母は謝るどころか、「ちょっと忘れてただけでしょ!人のちょっとしたうっかりをいちいち言ってくるなんて、っとにお前は本当に嫌な人間だよ!」と逆ギレしたのでした。

 

いやいや、私がお風呂に入っていた間のほんの10分くらい前にかかってきた電話のことを忘れるなんて、どう考えたってあるわけないじゃないですか。

しかも私は母に「〇〇(同級生)から電話なかった?」とまで聞いているのに、「え、かかってきてないけど。」とはっきり答えていたのです。

でも、翌日に問いただしたら「忘れていただけ」と、電話がかかってきたことは覚えていたのですから、つまり母は、母の気分か何かで私に電話させたくなくて、電話があったことをわざと伝えなかったと言うことになります。

それでも母の中では「電話があったことを伝え忘れただなのに、人のちょっとした失敗をいちいち責めるお前の性格が最悪」と都合よく話を捻じ曲げて私を責め立てるのですから、道理もなにも母には通用しないのです。

しかも、母にとって顔も知らないような私の友人知人ならまだしもですよ、小学生の頃から知っている近所の同級生でさえ、母は私に「友達なんて作らなくっていい!」と言って、このように子供の友人関係を邪魔したり壊そうとする理由なんて、私には全く理解できませんでしたね。

親なら普通、子供には「友達は大切にしなさいね。」って教えると思う。

このように家電だった時代は、子供を監視して支配したい毒親にとってはとても好都合で、子供にとっては日常的にプライバシーも自由も奪われる本当につらい時代だったのでした(+_+)

 

さて、今日の1つめの電話にまつわるお話はいかがだってでしょうか?

毒親の特徴である過干渉や監視による、子供の行動の監視の仕方や、自由を奪い束縛する方法がどんなものか、そしてそれが日常的であることがどんなにつらかったか、毒親を知らない方にも少し理解していただけたら幸いです。

2つめの電話にまるわるお話は、明日の【毒親の特徴】過干渉・監視(私の母はこんな感じでした(後編))に続きま~す。

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