叱る責任 と 約束を守る責任

エッセイ

私は30代半ば頃に自分でも本当に残念に思うほど人付き合いが上手ではないということに気付いたので(遅っ!笑)、それからは無理してまで付き合いを続けなくてもいいなとか、無理してまで新しい人間関係を作らなくてもいいなと思うようになりました。

そのおかげで、昔のように無駄に誰かに気持ちを削られるようなことはなくなり、人付き合いで疲弊することもだいぶ減ったので、私自身は良かったなぁと思っていますが、必然的に付き合いのある人の数はどんどん減ってきて今では数えるほどしかいなくなり、傍から見たら私は人付き合いが嫌いな人に見えているのではないかと思います。

でも自分で言ってしまいますが、実はそんなことはなくてですね、人付き合いが上手ではないけれど、何が何でも誰とも関わりたくないわけではなくて、良い関係でいられる人がいたならば末永く良い関係でいたいと思うし、数少ないそういう人を大切にしようと思う気持ちは人一倍あるのです。

そんな私の性格を分かってくれている人だけが、今、私の周りに残ってくれた数少ない友人や知人です。

 

そんな数少ない私の友人の中の1人に、先日、突然お茶に誘われました。

お誘いの電話がかかってきた時の友人の声は、いつもと変わらない明るさで、それでいて何だかちょっと話したいことがありそうな雰囲気がチラリンチョ。

友人宅に招かれて、ケーキとお茶までご馳走になって、しばらくはいつもと変わりなく楽しく会話が続いていたので「私の気にし過ぎだったのかな?」と思い始めた頃、「あのさ・・・」と友人がちょっと話しにくそうな顔をして言葉を切りだしてきたので、私は黙って友人の話に耳を傾けました。

そして話を聞き終わった私は、友人を叱りました。

怒るのではなく、本気で叱りました。

その時は私も一生懸命だったけど、友人と言えど人様のことを叱るというのは、私としても叱るだけの責任を感じます。

家に帰ってきてから「友人は大丈夫だろうか?」「私は間違ったことを偉そうに言ってしまってはいないだろうか?」「私の言葉が友人の心に届いてくれただろうか?」「私の言葉で落ち込んだりしていないだろうか?」などなど、頭の中でグルグル考えてしまいました。

でもこれが、私が友人に友人としてしてあげられる精一杯。

この日の私の言葉が、友人の糧になってくれたらいいなと願います。

 

ただこの日は、そんな大人の話を知る由もない部活からヘロヘロで帰って来た友人の息子くんのおかげで、友人宅をおいとまする前に深刻なままにならずに済んだので、助かりました。

友人の息子くんがお邪魔させていただいていた私を見て突然、「大人になったら、なばなちゃんとお酒が飲みたい!」と言い出したのです?!

あまりにも唐突な話だったので、お母さんである友人も私も思わず「へっ(??)」と驚いてしまいましたが、考えてみれば嬉しい申し出ですからね、「よし!成人式をむかえたら一緒に飲もう!」と二つ返事で約束をしました。

「君のお父さんもお母さんも酒豪だから、きっと君もお酒は強くなるだろうな〜(^^;」と言うと、ちょっと前まで真剣に話をしていた友人も私も大笑いしてしまいましたが、笑ってる場合ではないです。

この約束、おばちゃんなばなは責任を持ってちゃんと果たさねばなりませぬ。

約束のその日まで、美味しく一緒にお酒が飲めるよう私も健康でいなければ~と心の中で思ったのでした。笑

エッセイ

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