今日は、以前、知人のAさんから聞いた、Aさんご家族と言うか、Aさんのご実家であるB家にまつわる「そんなことって本当にあるの・・・?」と考えさせられたお話しをしたいと思います。
ただし、第三者の私がよそ様の家の内情を詳く話すのはいかがなものかとも思いますので、Aさんから聞かせてもらったB家に起きた出来事の事実だけと、それに対してAさんが感じた事や見解などを書かせていただきます。
はっきり言って、何が原因だったとか、だからこうなったとか、答えがはっきりあるような話ではなかったので、ただただAさんの身の上話のような感じのお話しだったのですが、それでも「どうして?」と考えさせられてしまうようなお話しでした。
Aさんは男性で、比較的年の近い4人兄弟だそうで、お兄さんが2人いて、弟さんが1人、Aさんは三男で。
そしてご両親は、母親はわりと裕福な家の方だったそうですが、父親は度重なる事業の失敗が影響して、Aさん一家はあまり裕福なご家庭ではなかったそうです。
そんな父親との生活が影響して2番目のお兄さんが心を病んでしまい、不登校になり、父親が追い出される形でご両親が離婚された後も、そのまま大人になっても社会に出れず、最後は若くして不慮の事故で無くなられてしまったのだそう。
一方、1番上のお兄さんは文武両道で大学に進学し、大手企業に就職も決まり、就職と同時に学生時代からずっと交際していた彼女さんと、両家共に祝福されながら順風満帆でご結婚されたそうです。
ところが、あれほど学生の頃からずっと仲良が良くて結婚までした兄夫婦が、結婚した途端に奥さんの様子がおかしくなっていって、出産を機に実家へ戻ったきり別居状態になってしまったそうです。
奥さんんからは理由すらも告げられず、お兄さんは我が子にも会わせてもらえず、それでもお兄さんは離婚だけは回避しようと頑張って仕事を続けながら購入した新居で1人で生活をされているそうです。
あれほどの自慢のお兄さんがまさかこんな目に合うことになるなんて…と、Aさんとしても納得がいかないそうですし、あれほどずっと仲良かった2人なのに急に奥さんどうしちゃったんだろう?と、不思議で仕方がないとのことでした。
そんな状況の中、Aさんも知り合いの紹介で知り合った人とご結婚されたそうですが、相手のご家庭の事情があったり、Aさんは三男ということもあって、Aさんは奥さんの家に婿養子として入り、名字を変えたそうです。
なので、四男である末の弟さんが結婚と同時に、既に父親がいなくなったご実家の家督を継ぎ、母親と同居してくれることになったそうです。
末の弟さんはしっかり者で気も優しい方だそうで、婿養子に出たAさんとしても、弟なら実家と母親を任せられると相続なども受け取ることなく、弟夫婦にお任せしたとのことでした。
ところが、ここでまた不運が続きます。
しっかり者で気も優しい、そんな末の弟さんが伴侶として選んだ奥さんなのに、心が病んでいたのか?病んでしまったのか?それとも結婚して本来の気質をあらわにしたのか?とても厄介な言動を繰り返すようになって、弟さんがそんな奥さんに心身共に振り回されてしまい、最終的に末の弟さんまで心を病んでしまったのだそうです。
こうして、Aさんのご実家であるB家の男性たちは、みんな、みんな、不幸に見舞われてしまっているのですが、唯一、結婚して婿養子に入ってB家の名字から名前が変わったAさんだけが、幸いにも穏やかに暮らせている今があるとのこと。
それでAさん、ふと思ったのだそうです。
B家は男性が不幸になる家系なのではなかろうか?と。
B家の名前を引き継いでいるから、兄たちも弟も不幸に見舞われて、B家の名字から離れた自分だけが不幸を逃れられたのではないか?と。
ご兄弟たちが否が応でも不幸になっていってしまうの目の当たりにしているAさんの、何とも言えない不本意なような気持ちが伝わってきて、Aさんの見解はあながち間違えではないのかも・・・と思えてしまったのでした。
世の中には、本当は原因も理由もあるかもしれないけれど原因も理由も分からないことってけっこう沢山あるのかもしれません。
Aさんから話を聞いただけで私は何もしてあげられないけれど、ご実家のB家の皆さんの問題が少しずつでも解決しますようにと願ってしまいました。




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