私はアレルギー体質で、アレルギー性の蕁麻疹を抑える薬を通年で服用しているのですが、病院の先生に
「アレルギーの蕁麻疹は完治しないんですか?」
と聞いたところ
「歳取ったら治りますよ。年寄りになるとアレルギー物質への反応も鈍くなるからね。」
とのこと。
つまり、将来治らないわけではないけど、今は薬で症状を抑える対処療法でやり過ごすしかないって感じみたいです。
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皮膚科の見解
ここでちょっと話は前後しますが、私は一昨年の夏頃まで、蕁麻疹の薬を服用するようになってからの数年間、皮膚科を受診していました。
それで、これはそこの皮膚科の先生がと言うよりも、「皮膚科では」なんだと思うのですが、皮膚科では皮膚の病気や症状を「治す」治療をしようとするようなんですね。
なので、「治すために」その人に合う薬を探しながら色々な薬を試してみたり、薬の種類も多くなったりするようで、私の場合は、薬を時々変えつつ毎回3種類のアレルギーを抑える薬を処方されていて、毎日ではなくて1日おきとか2日おきだけど毎回3錠の薬を服用していました。
皮膚科の先生としては、この1日おき2日おきの日にちのスパンを、3日おき4日おきとどんどん長くしていきたい作戦だったみたいです。
でも私としては、出来ることなら薬なんて服用したくないし。
どうせ服用しなければならないなら、薬の種類や量は少ない方がいいなぁと思っていました。
そのことを、通院を始めて1年半くらい経った頃に皮膚科の先生に相談してみたところ、やっぱり「皮膚科の治療方針」としては薬の量は減らせなくて、何とかならないのかなぁ?と思っていました。
内科の見解
そしてちょうどその頃、私は更年期による高血圧で循環器内科(以下、内科)にお世話になり始めました。
初めてこの内科を受診した時にお薬手帳を提出したら、手帳を見た先生に
「こんなに薬飲んでるの?」
と聞かれたので、皮膚科の先生から聞いていた治療方針を伝えたところ
「これ、3種類ともほとんど同じような薬なのよね。もし良ければコチラでまとめてもいいですよ。」
と言ってくれたのです。
その先生の言葉に、え?薬ってまとめられるの?種類を減らせるの?と驚きましたが、元々出来ることなら薬の種類も量も減らしたいと思っていた私にはありがたい話ではあったので、それからは内科の先生にアレルギーの薬を出してもらうことにしました。
そして、内科の先生が処方したアレルギーの薬は1種類で、しかも
「毎日1錠で処方したけど、症状が楽だったら2~3日に1錠とか、自分で調節してイイからね。」
とのことで、現在は普段は様子を見ながら2日に1錠のペースで服用するようになり、杉花粉がピークの時期は毎日1錠ペースで服用しています。
そして先生の「歳とったら治りますよ。」の言葉通り、内科では「対処療法」になりました。
自分で選択した治療方法
こうして私は「皮膚科」から「内科」に変更して、「完治のための治療」から「対処療法」になり。
薬の種類も量も「3種類3錠」から「1種類1錠」に減りました。
それでも、アレルギーの蕁麻疹はもちろんのこと、今年の春は杉花粉の症状もかなり抑えられていて、驚きました。
目の痒みも無ければ、鼻水ポタポタになったり鼻が詰まったりもしなくて、料理をしていてもちゃんと匂いが分かるのです。笑
結果、私の場合で言えば、皮膚科から内科へ変更したことは幸いにも良い方に転んでくれました。
病院の科によって、治療方針がこんなにも違うこと。
そして、どんな治療が自分に合うのか?自分はどんな治療をしたいのか?やっぱり選ぶのは自分なんだなと、改めて思ったのでした。
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