更年期障害を証明する大変さ(その3/3)

体調管理

甲状腺専門病院でのカプトリル負荷試験を終えて、次に行く循環器内科を調べ、できるだけ信頼できる病院に通いたいと思ったので、近所から都内までわりと広い範囲で病院探しをしたのでした。

④いよいよ循環器内科へ

10月後半、良さそうだなと思える循環器内科が隣町に見つかりました。

自転車と電車とバスを乗り継ぐけど比較的分かりやすい場所にその病院はあり、内科・循環器内科・呼吸器内科の個人病院で、リハビリテーション科もあってスタッフも多く、綺麗でわりと広い病院でした。

先生は診察の説明や質問の回答はとても端的で的確に答えてくれるタイプで、質問しても迷惑そうな顔をすることもなくキッチリ答えてくれたので、私にはこの先生は合うなと思えました。

私は、それまでに受診した病院の検査結果を全て順を追ってクリアフォルダーにファイルして持って行き、内科の先生にまずは見ていただいたところ、これまでの検査結果を見て経緯を知った先生から、甲状腺の病院でカプトリル負荷試験を受けさせてもらえたことはとてもラッキーなことだったのだと教えてもらいました。

この検査は、大学病院でしかなかなか受けられないものなのだそうです。

そして、これらの検査結果があったからこそ、内科で1から色々と検査を始める必要がなかったことは、今となっては感謝しかありません。

循環器内科での最初の検査は脳と糖尿病でした

いよいよ循環器内科での診察が始まり、まず先生が検査を勧めたのは意外にも「脳ドック」でした。

血圧がかなり高いので、高血圧で脳にダメージが出てしまっていないかをまず調べた方が良いとのこと。

ただ、こちらの病院では脳ドックの設備は無いので提携している脳ドック専門の施設を紹介されて、病院前で待っていると提携先の脳ドックのスタッフの方が送迎車でむかえに来てくれ、現地で頭部のMRIと超音波検査を受け、帰りも病院の前まで送っていただけるシステムでした。

そして、脳の検査と並行して糖尿病の検査である血糖値とHbA1cの検査(ついでに一般的な血液検査も)もしました。

詳しくは分からないのですが、糖尿病だと高血圧も注意が必要とのことで、つまり高血圧の私は糖尿病の検査も必要となったようです。

血糖値は私でも知っていましたが、HbA1cって何ですか?と質問したところ、「ここ2カ月間の血糖値の平均を調べられるんですよ。だから、検査前の1週間くらいだけピンポイントで頑張って節制しても、本当の血糖値がバレるんですね、はっはっはー。」と教えてくれて、血液検査を受けたのでした。

脳ドックも糖尿病検査も人生で初めてでしたし、脳へのダメージがあった場合も糖尿病の場合も考えると不安になり、この時もまた一人で勝手に凹んでいた私でした。

そして11月中旬、やっと脳ドックと糖尿病の検査結果が出て先生から説明を受けたところ、もう何度目になるでしょうか、幸いにもまた問題なし。

はい、次!頸動脈エコー検査

脳と糖尿病は問題なしと検査結果が出て、先生は間髪入れずにその日のうちに次は頸動脈エコー検査の予約を入れてくれました。

血圧が高いと真っ先に影響が出るのが実は頸動脈なのだそうで、いわゆる狭窄と言って、血管内の太さが狭くなっていないかの検査だそうです。

後日、診察台に座り首にジェルを塗り、看護婦さんに首の角度を変えてもらいながら先生がエコーで診察をして、私も一緒に画面を見ながら説明を受けましたが「あっ、綺麗ですね。全然血管綺麗ですね。」と、なぜだかちょっと先生も意外だったみたいな?笑

とにもかくにも、こうして私は、また一つ、また一つ、生き延びてきたって感じでした。ふぅ。

⑤ラストは眼科!

循環器内科での検査としては、ひとまずこれで終わりとなりました。
そして、幸いにも私の体には高血圧による影響はまだ出ていないことが分かり、先生に高血圧の薬の量や種類を調節してもらいながら服用して、少しずつ血圧の調節をしていく段階にやっとこたどり着きました。
でも、先生が念には念を入れてだと思うのですが、最後に眼科の受診を勧めてくれたのです。
なにやら高血圧が原因で、視力障害をきたすことがあるのだとか。
12月中旬、私は勧められた通り近所の眼科を受診しました。
眼科の先生には高血圧のことを伝え、内科の先生に勧められて来たことも話して診察してもらったのですが、眼球の毛細血管が潰れたような痕跡もなく綺麗とのことで、幸い目にもまだ高血圧の影響は出ていませんでした。
視野が欠けたり視力を失ってからでは手遅れと聞いていたので、この時もまた本当にホッとしたのを覚えています。

更年期障害であることを証明する大変さ

こうして私は、50歳の6月の謎の腹痛で婦人科で子宮がん検査とエコー検査と菌の検査を受けたのを発端に → 総合病院で胃カメラと大腸内視鏡検査と腹部のCT検査 → 甲状腺専門病院で甲状腺の検査 → 高血圧のカプトリル負荷試験 → 循環器内科を受診し → 脳ドック → 糖尿病検査 → 頸動脈エコー検査 → 最後に眼科、半年もの間にこれだけの病院へ行きこれだけの検査を受けました。
そして、幸いにもどこにも問題はありませんでした。
それなのに、謎の腹痛はあったし、多汗にも悩んでいたし、いきなり重度の高血圧にもなっていた。
つまり、全ての不調の原因は不明なのです。
こうして全ての症状に原因が無いと判明したことで、私はやっと「いわゆる更年期障害だろうね」となったわけです。
今日はこの病院でこの検査して結果を聞いて、明日はこの病院でこの検査して結果を聞いて、と言った感じでポンポンと診察と検査と検査結果まで進めばいいけれど、まずは病院を探してから予約を取って、予約してから病院を受診するまでの期間、受診してから検査を受けるまでの期間、検査を受けてから結果が出るまでの期間、そしてまた次の病院を探して新たな病気の可能性の検査が始まる、全てに時間がかかり、その間ずっと不安がつきまとっていて本当に長く感じられました。
こうして病気の可能性を1つ1つ潰していくように検査をして、やっと、本当にやっと原因は更年期だからと言えるのですから、更年期障害を証明することだって本当に大変なのです。
そんな経緯があって、「むしろ更年期障害で良かった」と思ってしまった50~51歳の時の私でした。

そして今現在

ちなみにあれから1年半、もう少しで53歳になる現在は、先生の薬の調節のおかげもあってかなり徐々にではありましたが血圧は下がってきて、最初の頃より薬の量も半分になり、上の血圧も100~120代の範囲で安定しているので、気持ち的にもだいぶ穏やかに過ごせています。
まぁ、今になって冷静に考えればですね、当時の私は運動どころかほぼ動かない、まるで地蔵でしたね、地蔵。
そして、好きな物を好きなだけ食べ、塩分もカロリーも気にしてはいるけど管理できない、ゆえに体重右肩上がりは当たり前、相当不摂生してたなと…
ある意味、自業自得と言いますか。
そこに女性特有の年齢的な体調の変化も加わって、身体が「おい!自分!ぼちぼちええ加減にせぇよ!」とシグナルを出してくれたのだと思うのです。
っと同時に、人間、年齢を重ねれば少しずつ無理が効かなくなってガタも出てきてしまうものなのかもしれないけど、たとえガタが出ても、検査して把握してケアしてあげれば、わりと体は頑張ってくれるんだなと。
頑張ってくれている自分の体に、ありがとうね、と思う今日この頃です。
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