更年期障害を証明する大変さ(その2/3)

体調管理
婦人科で思いがけず多汗は甲状腺の病気による可能性があると言われて、甲状腺の検査を受けるために病院探しから始めました。

③甲状腺専門病院へ

甲状腺についてよく知らなかった私は、どんな病気でどんな症状があるのかとか、どこで診察してもらえばいいんだろう?内科?それとも甲状腺科みたいな科がある総合病院を探すの?などなどネットで調べてみたところ、JR駒込駅に甲状腺専門病院があり評判も良さそうだったので、そちらに行くことにしました。

「初診の方はTELから予約」とのことでまずは電話をして予約を取り、初診は誕生日をむかえて51歳になってからの9月も終わる頃でした。

検査は、首元の触診と血液検査の2つ。

触診はその場ですぐに問題なしと分かり、血液検査結果は1週間後に出るとのことでしたが、先に結果から言うと、血液検査結果でも問題なし。

つまり私の多汗はやっぱり更年期障害が原因だった、のかと思いきや、ここで再び問題が。

血圧が本当に180なんだと認識した日

こちらの甲状腺専門病院では、訪れた患者さん全員が診察を受ける前に体重測定と血圧を測るシステムだったので私ももちろん測定したのですが、この時の血圧がなんと、内視鏡検査の時に測ったのと同じ180をたたき出したのです。

ーーーまさかの重症高血圧だよ、おぃ…。

もうさすがに「検査前で緊張してるだけでしょ。」なてことではないと私でも分かりましたし、「大丈夫ですか?ご気分は悪くないですか?」と慌てる目の前の看護師さんにも「はい~大丈夫です~」と上の空で答えたくらい軽く放心状態でした。

でも私、謎の腹痛で病院にかかる10ヶ月くらい前に、アレルギー体質によるアレルギー性喘息で呼吸器内科にお世話になっていて、その時に測った血圧は何の問題も無い数値だったんですよ。

つまり、原因は分からないけどこの1年未満の間に私の血圧が跳ね上がった、と言うことです。

カプトリル負荷試験

こうして、せっかく甲状腺は問題はないと分かったのに血圧が恐ろしいことになっていて、甲状腺専門病院なのに二次性高血圧の検査であるカプトリル負荷試験をしていただけることになったのです。

二次性高血圧とは簡単に言うと、生活習慣や加齢や肥満などいくつもの要因が重なるような原因が分かりにくい普通の高血圧(本能性高血圧)とは違って、内臓に問題があったりとか何か原因があってなる高血圧のことで、 急な発症や高度の高血圧などの時も疑いがあるため、カプトリル負荷試験をしてくれたのだと思われます。

そして、検査をすることが決まってからカプトリル負荷試験について家で調べたのですが、とにかく色々な情報が出てきまして、こーゆー時ってネット検索したらダメですね。

調べれば調べるほど、症例を見れば見るほど、「もしかして私って…」とか「手術になる可能性もあるのか…」とか、意味の無い恐怖心だけが増殖してしまいました。

こうして一人勝手にメンタルを削られながら検査日を待ち、10月中旬に1時間半ほどかけて検査を受け。

さらに一人勝手にメンタルを削られながら検査結果を待つこと1週間。

どきどきしながら検査結果を聞きに行くと、先生からはあっさりと「問題ありませんね~、もうこちらで出来ることはないので、循環器内科へ行って下さい~」で終わりとなりました。

ネットで見てしまった情報に踊らされて最悪の事態ばかり想像していた私は、先生の言葉に少し呆けるほど心底ホッとしつつ、循環器内科って何だろ?とぼんやりと思いながら病院をあとにした初秋の昼間でした。

とりあえず一旦緊張の糸が切れたあの時の、病院の外の景色の明るさが今でも印象に残っています。

 

こうして、次は高血圧の改善のために循環器内科へ行くことになった私でした。(つづく)

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