適切な診療科目を選ぶのって難しい

体調管理

私がたぶん10歳くらいの時なのですが、病院の先生から「アレルギー体質ですね。」と言われて初めて自分がアレルギー体質だと知りましたが、アトピーや喘息などこれと言った症状が出ていなかったので、その時は私も両親も「そうなんだぁ〜」くらいに思っていました。

でも、社会人になってそれなりに忙しくストレスも抱えるようになってから、社会人2年目の春に突然花粉症になり。

疲れたり体調が悪いと、蕁麻疹が出るようになったり。

そして30代の後半で、初めてアレルギー性喘息の症状が出て。

今では、通年でアレルギーの薬を服用しないと蕁麻疹を抑えられなくなっています。

年齢を重ねるごとに1つまた1つとアレルギー症状が増えてきて、自分がアレルギー体質であることの厄介さを身に染みて感じるようになってきました

内科を受診

30代後半の時、私はいわゆる普通のなんてことない風邪を引いて、熱は1~2日で引いてすぐに普通の生活に戻れたのですが、その時はなぜかいつまでたっても咳が止まらなくて、1ヶ月間くらい咳だけが残ってしまいました。

しばらく様子をみていましたが一向に咳が治らなかったため、駅前にある内科の個人病院で診察を受けたところ、そこで私は人生で初めて「アレルギー性咳喘息」の診断を受けました

先生曰く

  • アレルギー性喘息は、症状が出る度に薬で治療すれば、治るものです。
  • 症状が出る度に治療すれば一過性で済んで、慢性の喘息にはなりません
  • でも、そのまま放置して長引かせると慢性の喘息になってしまいます
  • だから、咳が止まらない時は早めに病院に来てね

とのことで、喘息の吸引薬とアレルギー症状を抑える飲み薬を処方されて、確か1週間か2週間で薬を飲み切って、しっかり治しました。

それ以来、たぶんこれまでにアレルギー性喘息の治療は3回か4回程したと思いますが、先生に言われた通り都度都度しっかり治してきました。

おかげで、私のアレルギー性咳喘息は慢性化することなく今に至っています

普段から咳がちになる

こうして、幸いにも普段は問題なく過ごせています。

ですが、アレルギー性喘息を数回経験してたせいで喉にダメージが残ってしまったのか?

喉がだいぶ弱くなってしまいました

冬に暖かい室内から寒い外に出たりすると、その温度差とか乾燥した空気とかに反応して咳も出やすいですし。

電車の中のような密閉された埃っぽい空間でも、必ずと言っていいほど咳が出がたり。

チョットの空気の変化に喉がチリチリする感じで反応してしまうようになりました。

人の多い電車の中や室内では、喉が苦しくなったら出来るだけ我慢しようとしたり、マスクの上から手で押さえて気を付けるけど、どうしても咳き込んでしまうと必ずチラリと視線を向けてくる人がいるのが分かるので、ああ〜・・・って思って。

耳鼻咽喉科を受診

こうして日常的に喉の弱さを感じるようになって、人の多い所で咳き込んでしまうのも私も嫌なので、弱くなった喉の調子を何とか良く出来ないかと思って、耳鼻咽喉科を受診してみました

一応、ネットで調べて評判の良い耳鼻咽喉科を選んで行ったので、たぶん診察も適当な先生ではなかったと思います。

でも診察結果は、「特に問題はないです。」と。

もう一度「でも、喉のこの辺がよくチリチリして…」と言ってみましたが、「でも、問題はないです。」とキッパリ言われ、さらに「ウチではこれ以上は分からないので、大学病院とか紹介状書きましょうか?」と聞かれましたが、問題ないのであれば…と断りました。

結局、それからも日々ちょっとした空気の変化などで咳が出ていますが、耳鼻咽喉科では問題なしでしたし、アレルギー性喘息にもなっていないので、喉の件ではここ数年は内科には行っていません。

急展開!原因判明!

こうして私は、ここ数年間は日常的にちょっと咳が出つつも「私の喉はこういうもの」と諦めて咳と付き合ってきました

でも、やっぱり咳は煩わしいのです。

耳鼻咽喉科で問題なし、内科にお世話になるほどのアレルギー性喘息の状態にもなっていない、けれど、今現在私が高血圧とアレルギー性蕁麻疹でお世話になっている循環器内科の先生に、つい「喉が弱いんですよねぇ…咳がちなんです…」とボヤいてしまいました

すると先生、即日で対応してくれたのです!(やっぱり良い先生だなぁ、うるうる~)

喉と肺のレントゲンと、思いっきり吸った空気をはいて測定する検査をしてくれました。

結果、なんと原因は喉ではなく、気管支の炎症によるものだと判明したのでした。

先生曰く、「気管支って、喉のあたりまで気管支なんです。だから患者さんはよく『喉の不調』って言うんですけど、実は気管支に問題があることが多いんです。」と。

そして私の症状は、喘息のように気管支が狭窄になっているわけではない、けれど、アレルギーにより気管支にちょっと炎症が出ていて、その炎症のせいで健康な人よりは薄っすら気管支が狭くなっている状態とのことでした。

なので、喘息の発作のような症状は出ていないけど2週間ほど喘息の吸引の薬と、気管支のアレルギーの薬を試してみることになり、経過が良ければ少しずつ薬を減らして行って完治まで持っていくと説明を受けました。

ずっと原因が分からないまま、何だったら見当違いの診療科目の病院(耳鼻咽喉科)を受診していた私。

自分で適切な病院(診療科目)を選ぶのって難しい…

でも、今回の私の場合で言えば、喉に違和感があるけど喉が原因じゃなくて気管支が喉の方まで続いているとかって、分からないじゃないですか。

一般ピープルですもの。

それで何年も打つ手も分からず煩わしい症状と長々と付き合ってきてしまって、何だかなぁって感じでしたが、良い先生に恵まれて原因が今更ながらにハッキリ分かったのですから、それは心から感謝でしたし、本当に良かったです。

せっかく原因も分かったことですし、あと2週間、しっかり薬を続けて、しっかり治したいと思います。

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