強烈な洗濯物の香りと納豆ご飯

エッセイ

我が家はマンション暮らし。

いわゆる集合住宅なので、隣近所だけじゃなくて上にも下にも斜め上下にも家がありますし、ベランダは間仕切りの板を挟んで両サイドの家とは地続きではあるので、一軒家の実家で暮らしていた時とは色々と環境も違って「家と家が近い」と言う感覚があります。

なので、上側のどこかのお宅で小さな子供がドンドンと飛び跳ねているような音がするな~とか、近所の人が玄関をバァーン!と閉めて廊下を走って出かけたな~とか、窓を開けっぱなしで元気に歌ってる人がいるな~とか、大なり小なり家の四方八方から他所の家の生活感が伝わってきます。

でもそれは、お互い様だなって思っています。

我が家も、以前は犬やリスや鳥がいましたし、今は猫くんがいますし、私たちも日々の暮らしでなにがしかの音や生活感を出しながら生活しているので、ご迷惑をかけているかも?しれないですからね。

 

なのですが・・・私には1つだけ、これはちょっとツライなぁと思うことがあります。

それは、お隣さんの洗濯物の香りです。

正確に言うと、柔軟剤の香りですね。

お隣さんはご家族の人数が多いので、おそらく、毎日の洗濯物の量だって夫婦2人の我が家とは比べ物にならないくらい何倍も多いだろうなぁと思います。

そして、どこのメーカーのどの柔軟剤を使っているかとかまでは分かりませんし、決してその柔軟剤の香り自体が臭いとかではないのですが、いかんせん香りが強烈で、もしかしたら、最近流行りの柔軟剤にプラスして加香剤とかを使われているかも?と思うくらい香りが強いです。

そんな、香りが強くて沢山あるであろう洗濯物をお隣さんがベランダに干し始めると、すぐに「あ、お隣さんが洗濯物を干したな」って分かるし、ベランダに干してある自分の洗濯物の香り(香り弱めの柔軟剤)がかき消されてどんな香りなのかも分からなくなるほど、お隣さんの洗濯物の香りに一気に包まれます。

さらにですね、杉花粉や黄砂の時期が終わって梅雨に入る前のちょうどこの時期なんてのは、湿度も低くて気温も程よいですからね、私も部屋の窓をぱぁーっと開けて網戸にして換気したり、部屋の中を通る風が心地良いなと思いながら過ごしているんですけど、お隣さんが洗濯物を干した途端に、家の中にお隣さんの洗濯物の香りが流れ込んできて、その香りで充満してしまうのです。

そして、こうしてブログを書いていても。

茶をしばいていても。

お昼ご飯で納豆ご飯をかっこんでいても。

何をしていても、ずぅーっとお隣さんの洗濯物の香りに包まれている次第です。

 

香りが嫌なら窓を閉めておけば?とも思ったんですけど・・・

真冬は寒いし、春は家の中に杉花粉を入れたくないし、梅雨は湿度が酷いし、夏は暑いでしょ、そう考えると、気持ちよく窓を開けて網戸にしておけるのって、1年の中でも今くらいの時期と秋のわずかな期間だけなんですよね。

せっかくの気持ち良い時期まで窓を閉め切っておくのは、ちょっと残念です。

なので、窓を開けるんですけど、開けたら開けたで、お隣さんの洗濯物の香りがヘビー級と言うね。

 

ちなみに、近年では各都道府県や市区町村でも、洗剤・柔軟剤・アルコール消毒剤・芳香剤などに含まれる化学物質に接触することで、頭痛や倦怠感や不眠など多岐にわたる症状があらわれる「化学物質過敏症」についての注意喚起が行われていますが、幸いなことに、私はアレルギー体質ですけど、柔軟剤による体調不良などの症状はありません。

なので、お隣さんの洗濯物の香りが強いことはそこまで切実な話でもないですし、お隣さんだってもちろん悪気なんて無いことは私も分かっているので、どうこう言うつもりもありませんけどね。

ただやっぱり、強烈な洗濯物の香りに包まれながら食べる納豆ご飯は、なかなかにエグイです。笑

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