この週末、出かけたついでにデパ地下を覗いてみたら、実山椒が売っていました。
今年も実山椒の季節がやってきたんですね。
青々とした色が綺麗です。
デパ地下で嬉しいオマケ
せっかくなので実山椒を2パックを買い物かごに入れまして。
鮮魚売り場でちりめんじゃこを見つけて「久しぶりに実山椒の青煮でちりめん山椒を作るか♪」と思い立ち、
「ちりめんじゃこを1枡ください~」
と鮮魚売り場担当の人(ちょっと年配の女性)に伝えると、私の買い物かごに入っている実山椒をパッと見て
「あら、ちりめん山椒作るの?」
と聞かれたので、うんうん(^^)と笑顔で頷くと
「自分で作るなんて偉いわねぇ!おまけしてあげる!」
と、一掴みドサッと袋に追加してくれました!(おかげでたぶん2枡分くらいになったのでは?!喜)
ありがたや〜ありがたや〜!
そんなわけで、実山椒を2パック(クキも入れてだいたい200gくらい)と、ちりめんじゃこをどっさり買ってきました。
まずは、実山椒の下処理にとりかかります。
「おすそわけおふくわけ」で学んだ実山椒の青煮
と、その前に、ここで1冊の本をご紹介したいと思います。
もう15年くらい前のことになると思いますが、私は図書館で1冊の料理の本を借りました。
「おすそわけ おふくわけ」と言う本で、確か、作者の小野藤子さんがお婆様から受け継いだ「梅干し」「干し柿」「果実酒」「魚の西京漬」「卵黄のみそ漬け」「栗の渋皮煮」などなどのレシピを紹介してくれている本だったと記憶しています。(記憶違いだったらごめんなさい!)
「おすそわけ」とは「おふくわけ」とも言い、福を分けることでもあるそうで、少し特別なおいしさのあるもの、あると便利、もらうとうれしい…そんな肩の凝らない、日頃楽しんでいる料理の中から身近な人におすそわけしてはいかがでしょう?みたいな本です。
そして私は、こちらの本で「実山椒の青煮」のレシピを知りまして、毎年、実山椒の時期になる度にこちらのレシピを参考にして、ちょっとアレンジしたりなんかもして、実山椒の青煮を作っては冷凍保存しています。
まさに、私の実山椒の先生的な本なのです。
実山椒の下処理
まずは、実山椒の下処理にとりかかります。
アク抜き
①実山椒は、1晩~まる1日水に漬けて、アク抜きをします。
②今回は、さらにシッカリとアク抜きをするために、水1リットルと塩大さじ2を入れて沸かした鍋に実山椒(枝付きのまま200gくらい)を入れて10分茹で、ザルにあげて、氷水に浸けて冷ましました。
枝取り
アク抜きをして冷ました実山椒は、今度は、枝から実を取る作業に取り掛かります。
実山椒は、太い枝の先に細い枝と実が付いていて、取り除くのは太い枝だけで、実からピョンと出ている細い枝はそのまま残してOKです。
なのですが、小さい実を大きな枝から取るのってチマチマした作業で量も多いしで、これがけっこう一苦労です。
毎年のことだけど、実山椒の実を一心不乱にプチプチ取る作業をしていると、仲間の毛づくろいをしている猿になったような気分になります。笑
こうして、やっと下処理完了です。
実山椒の青煮レシピ
続いて、実山椒の青煮を作ります。
①「煮切った酒1/2カップと薄口しょうゆ1/2カップのタレ」に、アク抜きをして枝を取り終えた実山椒を漬け込み
②4〜5時間おいて味を沁み込ませ、味が沁み込んだら、実山椒の青煮は完成です
③ザルに上げてタレを捨てて、漬け込んだ実山椒の青煮は保存容器に入れておきます
冷凍保存しておくと、年中少しずつ料理に使えて便利です。
ちりめん山椒レシピ
続いて、完成した「実山椒の青煮」と「ちりめんじゃこ」を使って、「ちりめん山椒」を作ります。
①土鍋に「ちりめんじゃこ200gくらい」と「日本酒1カップ半」を入れて、10分ほど漬けておきます
②そして、フタをして強火で蒸し煮にする感じで10分ほど炊き、沸騰したら中火にして
③「実山椒の青煮」をお好みの量加えて、さらに5分炊き
④「醤油」「薄口醤油」「みりん」をお好みの味加減で加え、さらに5分炊きます
⑤火を止めてフタをして、さらに5分蒸らし
⑥バットに広げて、好みの硬さになるまで干して出来上がり〜
大きな土鍋でドッサリ炊いて、只今、炊きあがったのをパッドに広げて干していますが、家の中がちりめん山椒の香りで充満しております。
香りだけでご飯3杯くらい食べれそうな勢いです。笑
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