前回の【本当にたたかったお嫁さま】その24.「婚約指輪はいらないぜっ!」では、
2000年7月中旬、結婚指輪を買いに行くことになりましたが、結婚指輪はお互いがずっと着けていられるので買うとしても、私だけがいただく婚約指輪については、私の方から辞退する形で買わないことにしました。
私はあまりジュエリーに興味がないですし、普段は着けることもないであろう高価な婚約指輪をいただくよりも、その分で2人で旅行へ行ったりして楽しい思い出を1つでも増やしたいと思ったからでした。
こうして、気に入った結婚指輪を見つけて購入することが出来まして、続いては、私がカレのご両親にご挨拶をすることになりました。
今日はそのへんのお話をしたいと思います(^^)
2000年7月下旬、いよいよ私がカレのご両親にご挨拶をするための日程を決めることになりました。
ここからはもう私1人で準備を進めることは出来ないので、2人で色々と話し合いながら予定を立ていったのですが、この予定を立てる作業と言うのが、本当にもぉ~大変でした。
なぜなら、カレのご両親は、カレが帰省した時に結婚の話を伝えて快く「おめでとう」と言ってくれたそうで、カレからも「うち(の両親)は大丈夫だから(^^)」と言われていたので安心していましたが、問題は毒親である私の母でした。
母は相変わらず私のことを徹底的に無視し続けていて、毎日毎日24時間ずっと怒りをみなぎらせながら過ごしていて、こちらから「おはよう」「行ってきます」「ただいま」「おやすみ」と挨拶をしても、挨拶さえ返さなければ目も合さないような状態でした。
もちろん話し合いや相談なんて出来るはずもないし、私たちの結婚を認めてくれたり祝福してくれる気配も微塵もありませんで、何だったら、何とかして結婚を破断にしてやろうと思っているオーラが出まくりでした(^^;
そして父は、母のせいで結婚式場の仮予約をキャンセルしたことを伝えて以降、「その後どうなった?」など聞いてくることもなく、母にも、そして娘にも、なるべく関わらないようにと言った感じで気配を消すように過ごしていました(^^;
そんな状況でも、私たちは結婚式までに
- 私がカレのご両親に会ってご挨拶をする
- 両親同士の顔合わせ
と言うミッションをクリアしなければならないのです。
そこで私たちは、これから起こり得るであろうありとあらゆる母とのトラブルを想定し。
それを少しでも回避するにはどうしたらいいか?
少しでも母に言いがかりを付けられるような隙を与えないためにはどうしたらいいか?
などなど、頭をフル回転して考えました。
これはもはや、結婚式までの予定を立てる楽しい作業ではなく、母と言うラスボスと闘うための頭脳戦が始まったような感じでしたね。笑
まず最初に頭に浮かんだのは、「母は自分がどんなに酷い事をしていても、そこは都合よく棚に上げて、自分が使える駒は全て使ってくるだろう」と予想しました。
ずっと母の傍若無人な言動に振り回されてきた私には、容易に想像がつきました。
そこでいかにも母が言ってきそうだなと思ったのは、「私は娘の母なのよ」「私は娘を他人の家に嫁がせてあげる母なのよ」と言うこと。
「両家の顔合わせをしたいのですが。」と私たちがお互いの両親に伝えたとしたら、きっと、彼のご両親は「はい、分かりました!」と言ってくれそうでしたが、私の両親と言うか母は、「娘を嫁に出すのはこちらなんですよ。娘を嫁にもらうそちらから挨拶に来るのが筋ではありませんか?」と、急に娘の母親面してカレのご両親にいきなり喧嘩腰で突っかかりそうだなと予想されたので、両親の顔合わせの時は、カレのご両親には大変申し訳なく思いつつ
①高知から東京に来てもらえないか聞いてみることになりました。
もちろん、来ていただけることになったら、飛行機やホテルの手配はこちらですることに。
そして、もしも東京まで来ていただけたら、
②両親同士の顔合わせの前に、私からカレのご両親に結婚のご挨拶をさせていただく
と言うことになりました。
そして、まずはカレからカレのご両親に「彼女の結婚の挨拶と両家の顔合わせのために、東京まで来てもらえるか?」を確認してもらったところ、「もちろん!行くよ!」と即答してくれたそうで、心底ホッとしました。
カレのご両親の了承を得たところで、次は私の両親への確認です。
ただ、母とは会話にならない状況でしたし、母は専業主婦で日時的には融通が利くはずなので、私はこの時も父だけに
「両家の顔合わせでカレのご両親が高知から東京へ来てくれるそうなので、お父さんの仕事とか都合の良い日時を確認して、教えてくれる?都合の良い日を教えてもらったら、カレのご両親に連絡するから。」
と伝えました。
すると、この時も父は嫌な顔はせず淡々と
「あ、そう。分かりました。ちょっと確認してから、後で返事するから。」
とだけ言って、話は終わりました。
私はこの時、これで父はまた私と母の間で板挟みになってしまうことになったので、ちょっと申し訳ない気持ちにもなったんですけど、でも私にしてみれば、今ここで父に母との間に入ってもらわなければ、結婚式まで辿り着く事は出来ないだろうと思っていましたし。
今度ばかりはカレのご両親も関わってくることなので、父が私の父として頑張ってくれる気持ちがあるのならば「今でしょ!」みたいな気持ちもあったので、私は黙って父に頭を下げたのでした。
そして、この話を父から聞いた母は、次はどう出てくるか?何を言ってくるか?
頭脳戦はこの先も続きます。
落ち着くことの無い気持ちをグッと押さえて、父の返事を待つことになりました。 ~ つづく ~
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