溶ける猫くん

小さい家族

来るぞ~来るぞ~って感じをかもし出しておきながら、関東の手前で急に90度左折して、こちら埼玉県には上陸しなかった台風10号。

でも、台風直撃はしなかったものの、線状降水帯が出来たりして強い雨が降ったり止んだりが続いて、台風の影響はしっかり受けました。

そして台風が進路を変えて去って以降、もちろん天気は回復しましたし、意外にも、急に秋の気配を感じるようになりました。

昨晩も、家で仕事をしていた夫が少し早めに仕事を終えたので、夜の7時頃に「月見バーガー食べよう!」と晩ご飯のマックを買いに散歩がてら出かけたんですけど、外がまぁ、気温がずいぶんと下がって涼しくて心地良かったのです。

真夏の夜の焼けたアスファルトが熱を放っているような蒸し暑さはなくて、多少の蒸し暑さはあるものの風が少しあったので、歩いていてもほとんど汗をかきませんでした。

それに、夜はもう、リーリーリーと虫の声が聞こえます。

これぞまさに、秋の気配って感じの夜。

なので、晩ご飯のマック片手に帰宅してから、久しぶりにエアコンを止めて窓を開けて網戸にして、家の中に外の空気を入れました。

すると、私たちが帰って来た時はまだエアコンが点いている快適な部屋で、自分のキャットタワーのバスケットやBOXの中で気持ちよさそうにスヤスヤ寝ながらお留守番していた猫くんでしたが、エアコンを止めて窓を開けて程なくして、気付いた時にはリビングのフローリングの上に猫くんが倒れていました。

その姿は、まるで餅やグミが溶けているみたいに、ダラ~ンと言うかグニャ~ンと言うかペタ~ンと言うか、もう全身で「ボク、暑いっす…もうダメっす…」と言わんばかりです。

そして、しばらくして自分が倒れていた場所のフローリングが体温でぬるくなってくると、冷たい場所のフローリングに移動しては、また倒れて、の繰り返しです。

あまりにもフローリングの上に平べったくなって伸びているので、こちらとしても何だか申し訳なくなってきて、やっぱり窓を閉めてエアコンを点けてあげようかな・・・と思い始めたその時、

「フゥギャァッ!」

聞いたこともないような猫くんの声がしたと同時に

「ごめん!ごめん!ごめん!しっぽ踏んじゃった!ごめん!ごめん!猫くん大丈夫かっ?!」

と慌てる夫の声。

猫くんが好き勝手にリビングのフローリングでゴロゴロしていたので、夫が気づかずに、うっかり猫くんのしっぽを踏んでしまったのです。

幸い猫くんが痛がったのは一瞬で、その後にしっぽをチェックしてみましたが怪我はしてなさそうだったので本当に良かったですが、でも、このままではまた猫くんを踏んずけてしまいそうで怖かったので、慌てて窓を閉めてエアコンを点けました。

すると猫くん、分かりやすいくらいにお気に入りの場所でスヤスヤと寝始めて、その気持ちよさそうな寝顔を見て、我が家はまだしばらくエアコンは止めることは出来ないなと悟りました。

猫くんファースト。

猫くんの幸せが最優先です。笑

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