54歳の私の何の根拠も無い話

エッセイ

私は先月54歳になりまして、つまり、あと1年も経たないうちに55歳になります。

55歳と言えばですよ、アラフィフでもなくアラカンでもなく、50代も50代、50代ど真ん中です。

50代前半だと、気分的には「まだちょっと前まで40代だった私」が存在していたし、50代後半になったらきっと「赤いちゃんちゃんこを着る私(着ないけど(笑))」が現実味を帯びてくると思うので、この50代の10年は私にとっては、まだ若いと思う自分と年齢を実感する自分が存在する年代になるような気がします。

10代から20代、20代から30代、30代から40代になっても、いつも私は「ただ年齢の数が増えて行くだけのこと。」と思ってきたのに、50代になって初めて、50代と言う10年の重みを実感し始めているのです。

では、なんでこれまで年齢をあまり気にしなかった私が、50代の10年間にこんなにも重みを感じるのかな?と考えてみると、それはやっぱり、私自身が50代の女性の体調の変化を実際に体感したからだと思います。

50代になった途端に?50代になるや否や?若かりし頃によく耳にしてきた50代女性特有の体調の変化が実際に自分の身に起きて、そこで初めて「気持ちは若いつもりだけど私の体はちゃんと50代になっているんだな」と気付きました。

それからは病院のお世話になりつつ、時間をかけて体調管理をしつつ少しずつ自分の体と向き合う練習をしながら、今に至っている感じです。

 

それでね、これは何の根拠も無い話なんですけど、50代ど真ん中の55歳を目前にした私は、今、岐路にいるような気がしてなりません。

50代の女性全てがそうだと言う話ではなくてですね、あくまで私の感覚的な話です。

この先、いわゆる老後に向けて月日が流れて行くわけですけど、ここから加齢と共に「もう私も歳だから」と、体調の変化を諦めて受け入れるのか、それとも、これからも体調管理を諦めずに続けるのか。

魔人ブウばりにぷよぷよ太るのか、体の体積を何とか増やさず踏みとどまれるのか。

ぐっと老け込むのか、少しでも抗えるのか。

今なぜか私が感じている岐路のその先の答えは、今すぐに出るようなものではないでしょう。

きっと、60代70代になってからでないと分からない事だと思います。

でも、私が思い描くような60代70代に向かって舵を切るのであれば、諸々まだギリギリ手遅れにはなっていない「今でしょ!」って感じですかね。笑

なにせ、私は根っからのぐうたらですからね。

気付いたら色んな事が手遅れになっていた、なんてことになりかねないのは自分でも分かっているのです。

だから、「手遅れになる前に」=「まだギリギリ手遅れにはなっていない」=「50代ど真ん中の私」が、人生の岐路かなと感じている理由です。

何とか上手く舵を切って行きたいものだと思う今日この頃です。

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