私は、昨年のお正月の年賀状で「年賀状じまい」のお知らせをして、今年のお正月から完全に年賀状から撤退しました。
そして今年もあと2ヶ月足らずでお正月をむかえるわけですけど、この時期に「あと少しで年末だ…年賀状の準備をしなきゃ…」とか「今年はあの人に年賀状出すの止めようかな~どうしようかな~」と悩む必要が無くなったことは、確実に精神的に身軽になりました。
その点では、思い切って良かったなって思えます。
でも、年賀状じまいをしたことで、私は私の性格を改めて知ることになりました。
よく「去る者は追わず来る者は拒まず」なんて言うじゃないですか。
人生を幸せに生きるためには人間関係は「去る者は追わず来る者は拒まずがベストなんですよ!」と言う人もいますし。
「私は去る者は追わないし、新しい出会いだけに目を向けて生きてます!」と、気持ちいいほどサバサバと人生を前進している人もいますし。
絶対にその方が最善ですよみたいな話をよく耳にするので、「私もそうした方がいいのかな」とか「私もそう出来るようにならないと」とか思ったことがありました。
でも、皆さんみたいに「去る者は追わず来る者は拒まずがベストよね!」なんて、きっぱり言い切れないでいる私です。
実は、若い頃は根っからの「来る者は拒まず」な人間だった私。
でもそれが災いして、自分とは合わないであろうちょっと厄介に感じる人にも寄って来られることが多くて、最終的に自分が疲弊してしまう羽目になってしまったので、今では「来る者は拒みはしないけど、来られても私は一歩下がって一定の距離を確保しますよ。」って感じになりました。
「この人は来る者は拒まずなんだな!」と思われると、距離感も一気に近くなろうとしてきたり、遠慮がなくなる人って、けっこう多いんですよね。
なので、「来る者は拒まず」に関しては距離感を確保すると言う私なりの対処法を見つけました。
これが、「私は人付き合いが苦手」と言わしめる原因になっているような気もしますけどね。笑
ところが、「去る者は追わず」に関しては、気分的にはなんだか微妙なままです。
実際の私は、去る者は追いません。
去る者を追いたくなくて、年賀状じまいをしたようなものなので。
毎年、私が年賀状を出しているから返事の年賀状をくれているんだろうなぁと思われる人の、そんな気配を感じながら気づかないふりをして毎年年賀状を書くのも、申し訳ないなと思いましたし、そうやって年賀状だけの関係だけで引き留めているようで、私が寂しかったのです。
だから自分から年賀状じまいをしたのです。
なので私の場合は、「去る者は追わず」ではなくて、「引き留めているのだとしたら申し訳ないし、去った人を追うのは申し訳ないので、追いません、けど、ちょっぴり寂しさが残ります。」と、何とも潔くない私がいます(^^;
なので、年賀状じまいをしたことで予想していた通りに疎遠になった方たちもいて、もちろん追いませんけど、世の中の皆さんが年賀状を書く時期になると「もう連絡は取ることも無いけど、あの人、元気にしてるかな~?」なんて思ったりする私です。
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