前回の【本当にたたかったお嫁さま】その37.「礼儀を尽くして戦い続ける花嫁」では、
2000年10月上旬、とても急な話でしたが、結婚式に両親たちと友人知人を招待することになりまして、大急ぎで招待状や披露宴代わりのパーティーの案内状を発送しました。
そして、私の両親には手渡しで結婚式の招待状だけを渡したのでした。
パーティーは友人知人だけで行うことにしたのと、カレのご両親には2人でゆっくり食事をしていただく手配を別のお店でしておいたからです。
とりあえず招待状を手渡ししたことで、考え得るトラブルは回避したと思いましたが、この先、母はまた何をしてくるか・・・気の抜けない時間は続いていました。
そんな時、父から私に「話がしたい」と、人生で初めて呼び出されました。
今日はそのへんのお話をしたいと思います(^^)
カレのご両親と友人知人への結婚式の招待状をなんとかかんとか発送し終えて、私の両親にはしっかり手渡しで招待状を渡して、とりあえず、ひとまず、一時的に、一山超えたと言った感じで私はつかの間ホッとして会社と家の往復の日々に戻りました。
ところが、結婚式の招待状を両親に渡してほんの3~4日後の週末のことです。
母が町内会の回覧板を近所のお宅まで回しに家を出たすきに、2階の自分の部屋にいた私の所へ父がやってきまして、部屋の入り口の前で「なばな、ちょっといいか?」と父。
「うん、大丈夫~」と言って入口を開けると、父が廊下に立っていて、ちょっと急いでいるような感じで私に一歩近づいて、声をひそめるように「あのさ・・・」と話し始めました。
「あのさ・・・明日、会社の帰りに駅前のファミレスで待ってて。夜7時な。ファミレスにいて、話がしたいから。7時ね。」
父から「話がある」なんて言われて呼び出されたのは人生で初めてだったので、ちょっとビックリしましたが、たぶんまた結婚式の招待状を受け取ったけど母が「結婚式に出席しない」とか言って父を困らせているんだろうなぁ~なんて想像はついたので、ひとまず「うん、分かった。明日7時に駅前のファミレスね。必ず行くから。」とだけ返事をして、母が家に戻ってくる前に父と私はパッと離れて、何事も無かったかのように過ごしました。
そして翌日、私はキッカリ定時で仕事を終えて、言われた通りに夜の7時少し前に家の最寄り駅前のファミレスに行きました。
店内に入りお店の中を見渡してみると、父はまだ来ていなかったので、とりあえず窓際の席に座って紅茶を注文して父が到着するのを待つことにしました。
ところがです。
7時を過ぎても、7時半になっても、8時になっても、とうとう父は姿を現しませんでした。
そして残念ながら、当時は父はケータイを持っていなかったので、連絡もつきません。
仕方なく、8時半になる少し前くらいで、私はファミレスを出て帰宅しました。
すると、なぜか?父は家にいたのです。
「えっ?」っと思ったのですが、家では母が私と父の一挙手一投足に目を光らせ聞き耳を立てているので、「どうしたの?」なんて聞くに聞けませんし、父も、私と父が何かコソコソしていることを母に感づかれないようにしていたのだと思いましたが、私と目を合そうともしませんでした。
そうなると、私としては出来ることは無いですし、もうお手上げ状態なので、その日は父も私も何事もなかったかのように過ごして1日を終えたのでした。
そして、そのまま父と話が出来るチャンスがないまま、「話ってなんだろう?」と気持ちがもやもやしたまま時間だけが過ぎていきまして、やっと父と話が出来たのは、それから1週間後の週末のことでした。
母が美容院へ行ったので、そのすきに父と私は話をしたのです。
そして、父から言われた衝撃の話・・・
普通であれば、結婚式間近の花嫁は幸せいっぱいなはずでしょうに、まだまだ前途多難な花嫁なのでございました(TT) ~ つづく ~
コメント