本日土曜日の午前中は、ゆっくりと言うよりだらだらと朝寝坊をして、いつまで経ってもシャッキリ目覚めないぼけぼけした頭でそのまま台所に立ちまして。
朝食と言うか、昼食と言うか、とりあえず本日一食目のご飯を食べるべく野菜(白菜・長ねぎ・人参・ごぼう・かぼちゃ・大根)と豚肉をガンガン刻んで鍋に放り込み、おダシで野菜がくったりと煮えるまでぐつぐつ煮込んでから味噌を加えて豚汁を作り、レンチンした冷凍うどんに具沢山の豚汁をかけて、豚汁うどんを作って食べました。
ここでちょっと話が飛びますが、皆さんは、「これをしている時間が好きだなぁ♪」とか、「これよりもこっちの方が好きだなぁ♪」と思うものはありますか?
他愛もないことでもいいのですが、私は友人知人に「好きなこと」とか「好きな時間」なんかの話を聞かせてもらうのが好きなのです。
人って、嫌だったこととか困ったこととかの話は聞かなくても話題に出ることがありますし、私自身も「ちょっと聞いて下さい~(--;」と愚痴らせてもらうことがあるんですけど、好きなこととか好きな時間とかはこちらから聞いてみないとなかなか聞く機会が無いなぁ~と思って、何が好きですか?的な質問をよくさせてもらうのです。
そうすると、ちょっと意外なことが好きだったり、私の知らないような専門的な話を聞かせてもらえたりして、それまで見えていなかったその人の人となりが分かる瞬間があったりするので、楽しいのですよね。
ちなみに、私には何気に好きな時間がありまして。
今日も鍋でぐつぐつ煮える豚汁を眺めていたら、「ああ~私、鍋で料理ががぐつぐつ煮えるのを見るの、好きだなぁ・・・」と、しみじみ。笑
料理がどんどん煮えて美味しくなっていく時間であり、鍋から湯気が上がっていく景色をのんびり見ていられる時間でもあります。
料理が得意でも上手なわけでもないけれど、日々台所に立って、毎日しっかり食べる、そんな他愛もない日常が好きな気持ちが、ぐつぐつ煮える料理に集約されているのかもしれません。
そしてもう1つ、私は、海よりも山が好きです。
田畑のある里山の景色や、遠くに見える山並みを見ると、何とも言えない懐かしい気分になるのです。
海を眺めるのも好きですけどね、海岸から海を間近に眺めると言うよりも、山の上から眼下に広がる海の景色を眺める方が好きですし。
海の幸も好きだけど、好きと言うか恋しい気分になるのは、やっぱり山の幸の煮物とか豚汁のような料理なのです。
もしも前世なるものがあるのだとしたら、私は砂漠でも亜熱帯な地域でもなく、海の近くや港町でもなく、きっと里山で暮らしていた人間だったんじゃないか?と思ってしまいます。
こんな感覚や好きな気持ちを現代語で例えるとしたら、これはいわゆる「里山の景色フェチ」とか「煮物フェチ」とかになるのかな?と思ってみたり。
我ながらなかなかに良いフェチだなぁと、思わずにっこりしてしまいました。ふっふっふ。




コメント