先日、幼馴染のお誘いで舞台を見に行ったのですが、少し早めに集合してブランチしながら、かなり久しぶりにゆっくりおしゃべりをしました。
そうなるとですね、2人とも同い年の50代ど真ん中の女性ですから、お互いの日々の体調とか、病院のこととか、健康についての話とか、同性ならではの美容についての話とか。
実家が持ち家(しかも近所)の一人娘同士が故の、親の相続についての話とかね。
子供の頃からのお互いの事や、お互いの両親や実家の事を知っている幼馴染だからこそ、話せる色々な話が尽きませんで。
普段は人には話さないようなことでさえ普通に話せてしまうのですから、年齢を重ねれば重ねるほど、幼馴染のありがたさを感じます。
そして、人生半世紀も過ぎればですね、幼馴染も私も、親族だけでなく友人知人とのお別れもポツポツと経験しています。
私は、新卒で入社した会社の研修で(研修センターに1週間缶詰になった)同部屋になって、配属先の支社も同じになった仲良かった同期が、40代前半で旅立ちました。
そして幼馴染は、仲が良かったママ友が一緒に食事をしてもほとんど食べられなくなっていて、どんどん痩せてきているのを見て、幼馴染も病院へ行くことを勧めたりしていたら、病気が見つかりあっと言う間だったそうで、「可哀そうだった…」と言っていました。
そんな寂しい経験の話をしていて、幼馴染がふと、こんなことを言いました。
「病気が発覚した時、友達は何も言わずに逝ってしまったから、寂しかったな・・・」と。
それを聞いた私は、「もし私が病気が見つかって、もう助からないと分かったら、もちろん夫には話すけど、あとは誰にも言わないかなぁ・・・」と何の気なしにポツリと呟いたのですが、それを聞いた幼馴染は、目を満丸くして「ええっ?!そんなっ!寂しいじゃないのぉ~~~!」と、ちょっと悲鳴にも似た声を上げていました。笑
幼馴染は友人知人たちとの距離感が近い気さくな性格なので、会えるうちに会いたい人には会っておきたい人のようで、「もし、なばなが病気になっちゃったら、教えて!会いに行くから!」などと念を押されてしまいました(^^;
そう言われると、確かに、会えるうちに会いたい人に会っておきたい気持ちは分からなくもないです。
でも、何で私が誰にも言わないかなと思ったのか、理由を話してみました。
もしも自分が逆の立場だったら、私はなんと声をかけたらいいかが分からないからです。
余命僅かと分かっている人に対して、「頑張ってね。」なんて他人事のように言えないですし、「それじゃあ、今までどうもありがとうね。」なんてお別れの言葉を突きつけるのも酷な話ですし、なんて言葉をかけたらいいのか・・・見当もつきません。
と言うことはですよ、もしも私が余命僅かな状況でお見舞いとかに来ていただいても、その友人知人たちも「なんて言葉をかけたらいいのか?」と困らせてしまうかもしれない、と思ったんですよね。
なんか、困らせてしまったらと思うと、申し訳なくて。
だから私は、万が一の時は夫以外の人にはたぶん伝えないまま旅立つと思うのです。
ただまあ、会いたい時に会っておくのも正解だと思うし、誰にも伝えずに逝くのも正解だと思うし、その答えはそれこそ人それぞれですよね。
でも、幼馴染の目を満丸くしたあの顔を見てしまったからには、私は夫だけでなく幼馴染にも伝えた方がいいかなと思ってみたり。笑
とは言え、幼馴染も私も可愛いお婆ちゃんになるまでまだまだ元気でいるつもりですから、この話の結論を出すのはまだ先の話ってことで(^^)



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