グレることさえ出来なかった毒親育ち

毒親について

私は、真面目に働いて家族を養ってくれる立派な社会人の父と、なんでもきちんとこなす立派な専業主婦の母の元に、一人娘(一人っ子)として生まれました。

そして、両親の建てた家で衛生的な衣食住の環境で暮らして、金銭面でも裕福ではないにしても不自由なく育ててもらったので、本来であればですね、両親には感謝しかないはずなのです。

でも、母は毒親で、私は物心ついた頃から結婚を機に実家を脱出するまでずっと母の精神的攻撃をサンドバック状態で受け続けて育ち、父は家の事や私の事は母に任せたというスタンスで見て見ぬふりをしていたので、一人娘の私は、家庭内に誰も自分の味方になってる人も守ってくれる人もいなければ、逆に両親(特に母)が敵のような日々でして、まさにサバイバル!

そんな実家での暮らしは、私にとっては自分の居場所があるようで無いようなもで、実に孤独で苦しく寂しくつらい日々でした。

故に、両親は立派な社会人と主婦だけど、親としては決して褒められるような人ではなかったと思っています。

 

そんな私と両親の事情を知っていた友人に昔「なばなは、よくグレなかったよねぇ。」と半ば不思議そうに言われたことがありました。

そして先日、学生の頃の話をしていたら夫からも「よくそれでグレなかったよねぇ。」と同じことを言われました。笑

Yes, that’s right. I didn’t go astray. (日本語訳:はい、そうです、私はグレませんでした。)

理由は明確でした。

確かに私は、半分は「自分の意思でグレなかった」のですが、でももう半分は「グレることさえ出来なかった」からです。

 

ちなみに、「グレる」とは。

  • ハマグリ(蛤)の貝殻を裏返すと、左右の形が合わなくなること(ぐりはま・ぐれはま)が由来です。
  • まともな道から外れて不良化することや、生活態度が地道でなくなること。
  • 主に若い人が反抗的な行動をとる状態を指します。

だそうです。笑

 

では、どうして私が半分は「自分の意思でグレなかった」か?

それは、グレてみたところで、その結果は結局全て自分に跳ね返ってくるし、自分の首を絞めることになるだけと思っていたからです。

 

では、どうして残りの半分は「グレることさえ出来なかった」か?

それは、私の親は毒親で、私は毒親育ちで、この特殊な親子関係において、私がグレて親に迷惑をかけさせてもらえるほど近しい親子の距離感がなかったためです。

 

毒親育ちの私が思うに、グレて親に迷惑をかけたり出来るのは、親をちゃんと自分の親だと思えているからこそなんですよ。

グレて迷惑をかけることで、甘えさせてもらえていると言いますか。

でも毒親育ちは、他人に迷惑をかけられないのと同様で、親だとしても迷惑すらかけさせてもらえない距離感なのです。

故に、「グレることさえ出来なかった」=「グレさせてもらうことさえ出来なかった」って感じですかね。

どんなにつらくて苦しくても、グレて甘えさせてもらうことすら出来なくて、一人で耐え抜くしかなかった毒親育ちでございました。

コメント

  1. 黒猫 より:

    なばな様、こんばんは。
    親が毒親だと家に自分の居場所が無くなりますよね。
    母が暴言吐いている時、私の父もたまに助けてくれる時もありましたけど、ほとんど見て見ぬふりでしたよ。経済的に不自由をしたことはなかったですけど毒親なので感謝とか尊敬は今もないんですよね。健全な家に育っていたら、きっと感謝とかしていたと思いますけど。笑
    毒親育ちって、親と信頼関係もないし甘えることも出来ないので、グレたくてもグレることが出来ないんですよね。甘えることが出来ないって精神的にもかなりつらいですよね。

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