マンション暮らし20年の私が思うマンションのメリットとデメリット(デメリット編)

【日々の暮らし】

昨日の『マンション暮らし20年の私が思うマンションのメリットとデメリット(メリット編)』に続きまして、今日は、私が思うマンション暮らしの「デメリット5選」をご紹介したいと思います。

デメリットと言うより、ちょっぴり愚痴めいた事も書いてしまいますが、なにとぞよしなに。笑

私が思うマンション暮らしの「デメリット5選」

地震の時

このマンションで暮らしていて一番大きかった地震を経験したのは、やはり東日本大震災の時でした。

こちら埼玉県は震度5強または震度6弱と観測されましたが、地震直後に仕事を切り上げて自宅に戻ったところ、マンション自体は非常用の電源に切り替わっていてロビーも廊下も照明は点いていたので、暗くて危なくなるようなことはありませんでしたが、エレベーターだけは業者に来てもらって点検して安全の確認がとれないことには使えない状態になっていました。

我が家は下の方の階で、私も夫も怪我などもなく自力で非常階段で自宅まで戻れましたけど、上階にお住いらしき年配の方・小さなお子さん連れの方・車椅子を利用している方などなど非常階段を自力で上がって自宅に戻れない方々がたくさんエレベーターホールの前に集まって途方にくれておられました。

そこそこ階数のあるマンションのデメリットかもしれません。

そしてもう1つは、これは地震の後日に近所の方から聞いた話なのですが、地震発生から10分~15分後、マンションの上階にお住いの方々が青い顔をして非常階段を使って1階までゾロゾロと降りて来られたそうです。

なぜなら、縦長マンションの構造上、地震の時にマンションが途中でポッキリと折れてしまわないようわざと揺れる構造になっているため、上階の揺れは相当なものだったみたいです。

しかも、地震がおさまってもなおマンションの建物自体が揺れ続けるため、かなりな恐怖だったようです。

マンションの構造上の揺れ、私はこの話を聞くまで計算外でした。

ビル風

我が家が暮らす町にはけっこうマンションが多く、実際、このマンションの周辺にも幾つもマンションがあります。

そんな状況なので、例えば外の道を歩いていて「ちょっと風が強いな」くらいでも、マンションのベランダはビル風となって「強風」または「暴風」レベルになってしまうのです。

せっかく晴れていても、風が強すぎて洗濯物や布団が干せない、なんてことも珍しくないのです。

前に一度、ベランダの内側に設置されている物干しに敷布団を干していたのに、暴風でブワッと一気にまくり上げられて吹っ飛んでしまったことがあって、急いでマンション下の公園まで回収に行って、敷布団をかかえたままエレベーターに乗って帰ってくるの、めっちゃ恥ずかしかったです。

それに何より、落ちた敷布団に当たって怪我人が出なくて本当に良かったですよ、っとに。

それくらい少しの風がビル風で暴風になってしまうので、ベランダで育ってくれる植物も限られてしまいますし、ちょっと可愛い花を植えた時なんかは、日々風の様子をチェックして風が強くなってくると玄関に入れたりしなければ枯れてしまうのです。

まさかマンション暮らしでビル風に注意を払うことになるなんて想像していませんでした。

停電で水が止まる

このマンションは、地下室に水のタンクが設置されていて、電気のポンプでタンクから汲み上げて各世帯に水が供給されます。

なので、真夏でも水がぬるま湯になりににくいのはありがたいですけど、電気のポンプで汲み上げていると言うことは、停電になった時に水を汲み上げられなくなってしまう、と言うことでもあります。

東日本大震災後の大規模停電や計画停電の時は、地域のライフラインの水道に問題はなくても、マンションの水道のポンプが止まってしまうため、水が使えなくなり、したがってトイレの水を流すことも出来なくなり、寒い冬に膀胱パンパンになりながらトイレも我慢しました(^^;

マンションごとに水道の設備は違うでしょうが、マンションの設備によって色々と問題はあるもんだなと思ったのでした。

住民トラブル

そしてこれは、このマンションがと言う話ではなくなってしまうと思いますが、集合住宅である以上、色んな人が住んでいるので、大なり小なり住民トラブルはあるんだなと思いました。

月に1度ポストに投函されるマンションの報告書みたいなものに、子供の声・足音・音楽・犬の鳴き声などの騒音、たばこの臭い、迷惑行為などなど、住民トラブルの報告と注意の呼びかけがよく書いてあるのを目にします。

そして、これは私自身が「それってどうなん?」と思ったことなのですが、ここはペット可のマンションなのですが「ちゃんと規約を守ってペットと暮らしていても文句や意地悪を言う動物嫌いな人もいる」のです。

例えば、先代の愛犬と暮らしていた時のこと、散歩から帰ってきて愛犬を移動用ケージに入れてマンション内に入り、エレベーターホールへ行って、エレベーターのボタンを押して、エレベーターを待っていたら、後から来た年配の人に「私、動物嫌なので乗らないで下さい!」と言われて、エレベーターに乗せてもらえず先に乗って行かれてしまったこともありました。

先にエレベーターを押して待っていたのに…

あと、散歩に出る時にエレベーターに乗っていたら、後から乗って来た人に「私、犬嫌いなんですよね。」とわざわざご報告を受けたこともありました。

犬の散歩で顔見知りになった飼い主さんたちからも「この前こんなこと言われて(TT)」なんて話をよく耳にしました。

ペット可のマンションでは、ちゃんとルールを守っていても、なぜか?ペットを飼っていない人の方が上、みたいな感じです。

ちょっと愚痴っちゃいましたね、Sorry!笑

管理組合に左右される

最後に、管理組合について思ったことを。

これは私はとても感謝していることなんですけど、ここのマンションの管理組合はとてもしっかり機能してくれています。

基本的にマンションの全世帯から毎月「管理費」と言う費用を集め、それを管理組合が運用したり、マンションの設備管理や保全や修繕の費用などに使われるのですが、毎年住民の中から代表や役員に交代制でなってくれる人がいて、管理組合の運営を任せられる会社を選出して委託し、ちゃんと計画的に運営してもらっているおかげで、マンションは築20年でも綺麗に保たれているし、定期的なマンションの修繕の時も追加でお金を徴収されることもないのです。

この管理組合が無い、またはちゃんと機能していない集合住宅は、当たり前ですがいざと言うときに建物の修繕をすることも出来ないですし、ある日突然「修繕するから1世帯100万円ずつ出して下さい」なんてことになってしまうかもしれないし、いきなりそんなまとまった額を出せる人ばかりではないでしょうからお金も集まらない、したがって修繕も出来ず建物は老朽化の一途を辿り、いざマンションを売ろうとしても買い手が付かない、なんてことに陥ってしまうのです。

なので、管理組合は集合住宅においてとても大切だとは思いますが、これは1人ではいかんともしがたいことでもあるので、管理組合がちゃんと機能していないマンションはデメリットだなと思います。

 

さて、2日間に分けて私が思うマンションのメリットとデメリットを書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?

我が家は他の分譲マンションで暮らしたことがないので、ところ変われば&時代が変わればと言った感じで、他のマンションには他のマンションならではの色々があると思いますが、どこかのどなたかの何かの参考になってくれたら嬉しいなと思います。

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