我が家はたぶんもう10年くらい前からになりますが、干物はほとんど自分で作っています。
干し網
以前、浅草へ行ってぶらぶらと散歩をしていたところ、たまたま前を通りかかった釣具店で干物の干し網を見つけました。
お世辞にもデザイン性はなくて、完全に実用性だけの青色ネットのシンプルな干し網でした。
その釣具店で売っていた干し網のサイズは、ざっくりと大・中・小の3種類。
大きさの違いの割りには値段はそんなに変わらなかったので、思い切って一番大きいサイズを買っちゃおうかなとも思いましたが、言うても夫婦2人暮らしの我が家です。
2人分の魚をベランダで干すだけなので、現実的に考えて一番小さいサイズを選びました。
それでも、家に帰って実際にベランダで使ってみると
「う、意外とデカイ・・・良かった〜大きいサイズにしないで(^^;」
と思ったのでした。笑
干物の干し網は安価な物で良い
ちなみに、この時に釣具店で買った「3段のチャック付き」の干し網は、当時は500円くらいで買いました。
なので、こう言ってはなんですが、あまりの安さに買った時は「10回くらい使ったらネットがほつれてきたり魚の重みで形が変形してしまったりして、すぐに使えなくなるのかな。」なんて思っていたんですね。
それでも、自家製干物作りがお試しで出来ればいいや~くらいに思って買ってみたのです。
でも、見た目はともあれ干し網はとても丈夫で、その時に買った干し網を未だに使っているのです。
ネットで干し網を検索すると、デザインが可愛くて価格もちょっと高めな物もありますが、買うなら安価な物で良いと思います。
なぜなら、どうせ使う度にちゃんと洗ってしまっても、魚の匂いがついて取れなくなりますから。
なので、もしも野菜も干したいとかであれば、野菜干し専用で別にネットを買った方が良いと思います。
干物作りレシピ
当時、私は干物作りは初心者だったので、まずは干物のレシピをネット検索してみたところ、どのサイトでもだいたい作り方は同じで
- 開いて内臓を綺麗に洗う
- 魚を10%の塩水(水1ℓに対し塩100g)に1時間ほど漬ける
- 塩味が付いたら、水気をしっかり拭いて、4時間〜半日程度干す
これだけでした。
なので最初の頃はこの一般的なレシピ通り「水:塩」は「10:1」で1時間ほど漬けて干していました。
これで本当にちゃんと干物になってくれるので、なんだか楽しくて何度も干物を作っていたら、次第に、「いつも同じように作っても、仕上がりの塩梅が微妙に違ってくるなぁ?」と言うことに気づきました。
そもそも鯵自体に脂が乗っていて美味しければ、そうそう不味い干物になんてならないけれど、干物の専門店などで一定の味や質をキープして仕上げるのは、自分で干物を作ってみると、実は凄いことなんだなぁ〜っと分かりました。
そこである時は、とあるサイトの干物の作り方を参考に「塩分控えめの塩水に、時間を長めに漬けて」作ってみたのですが、これは私好みの仕上がりではなかったので、ボツに。
そしてまたある時は、「水:塩」を「10:1」で漬けたら少し塩味が強いように感じた時があったので、「10:0.9(塩90g)」で漬けてみまして、この塩加減でも美味しかったですが、私的にはもう少し塩味がが弱くてもいいかもと思いました。
なのでそれ以来、鯵ほどの大きさの魚の場合は「水:塩」を「10:0.8(塩80g)」で作るのが定番になっています。
でも、魚の種類や大きさによって塩加減も変わってくるので、ホッケなど大きい魚の場合は定番のレシピ通り「10:1」にしていますので、その都度お好みの塩加減で調整をしてみるのも楽しいもんです。
自家製干物のすゝめ
それにしても、市販の干物って手間ひまかけた分がお値段にプラスされているからでしょうが、けっこうイイお値段だなと思います。
それに、干物でも防腐剤が使われていることもあると最近知りました。
干し網は釣り具店やホームセンターや、ネットでも買えますし、大きさによって多少値段も変わりますが小さいサイズなら千円以内でも買えますしね。
干物は自分で作れば魚の原価だけで安上がりで、お財布にも優しいし。
塩加減も、干し加減も、全て自分好みに調節出来るし、防腐剤も使わないから安心ですし。
自家製干物、お勧めです。
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