更年期障害を証明する大変さ(その1/3)

体調管理

私はちょうど50歳の時に体調の変化がありました。

結局、幾つかの病院を受診し、様々な検査を受けて、諸々全ての病気の可能性に決着がつくまでにトータルで半年ほどかかり、その間ずっーと「もしかして…もしかしたら…」と色んな不安が付きまといメンタル的にもかなり削られた日々でした。

ちょっと長くなりますが、更年期の女性の体験談の一つとして書きたいと思います。

きっかけは謎の腹痛でした

話はさかのぼりまして、私が50歳の年の6月のこと。

しばらく腹部の痛みが続いていて、幸い激痛ではないものの、痛みは下腹部の時もあれば、おへその横だったり、かと思えば胃のあたりになったりと日によって痛む場所が変わるので、こう言ってはなんだけど、女性特有の痛みなだけとかいわゆる更年期障害にまつわる痛みなだけだったらいいなと思いつつ、もしかしたら別の内臓の痛みかも?と自分では分からない状態になり、7月に入ってから病院へ行きました。

ちなみにこの時にまず行ったのは、近所の個人病院の婦人科クリニックと、近所の総合病院の2ケ所でした。

①まずは婦人科検診

7月上旬、腹痛の原因を調べるためにまずは婦人科で婦人科検診を受けました。
30代の時に子宮筋腫の手術を受けたのですが、その後も新たな筋腫が出来つつあることは知っていたので、それらが原因による痛みなのか?とか、年齢的にも子宮がんの不安もあって、検査結果が出るまでの10日間を何とも気が重いまま過ごし。
そして7月中旬、結果から言うと、子宮がん検査も菌の検査もエコーで見た映像でも問題なし。
だったのですが、それとは別件で、この頃の私は恥ずかしく思うほど大量の汗をかいていて、いわゆる更年期のホットフラッシュなのかなと半ばあきらめていたのですが、婦人科の先生が「汗の原因がホットフラッシュかどうかは分からないけど漢方薬を出してあげてもいいですよ。でも、甲状腺に問題があると多汗になるので、甲状腺の検査を受けた方がいいですよ。」と言われたのです。
ーーーえっ?何??甲状腺…???
ひとまず婦人科では問題はなくてホッとしましたが、腹痛の原因が判明しなかったモヤモヤは残り、多汗が甲状腺の病気かもしれないと言う新たな心配が増えたのでした。

②人生初の胃カメラと大腸内視鏡検査

婦人科検診の結果を聞いてから2日後、次は総合病院の内科で診察を受け、後日に胃カメラと大腸内視鏡検査と腹部のCT検査をすることになりまして、7月後半、予約を入れていた予定通り胃カメラと大腸内視鏡検査とCT検査を受けました。
お恥ずかしながら、胃カメラも大腸内視鏡検査も人生で初めてだったので、検査当日の朝の2ℓもの下剤を飲む作業はなかなかにしんどかったですし、婦人科で問題が無かったと言うことは内臓の方に問題があるかもと不安で心中穏やかではありませんでしたね。
そんな中、検査を始める前にちょっとした問題が。
検査着に着替えて診察台の上に横になり、検査直前に血圧を測られたのですが、看護師さんが2度測って「やっぱり血圧180もあるわ!」と驚きの声をあげて、「これじゃ検査できない?」「どうかな?」と看護師さん2人で話し合いが始まったのです。
ーーーえっ?ウソでしょ??ひゃ、ひゃくはちじゅぅぅぅ~~~…(気が遠くなりそう)
まさかの血圧の数値に私も動揺しまくり、検査着にまで着替えたこの状態で検査中止になるなんて?!と慌てましたが、ちょうどその時に先生がやってきて「緊張してるだけでしょ?」と軽く流して検査を始めたのです。
急に検査が始まって、初めての内視鏡検査がまぁまぁな衝撃だったので、その時はもう血圧どころではなくなり頑張って検査を最後までしてもらうことに集中したのでした。
この時は1人の先生が胃カメラも大腸内視鏡検査もCTも全ての検査を担当してくれたので、内視鏡カメラの映像を私も先生と一緒に見せてもらえながら説明を受けたり、CTも検査後に先生がその場で画像を確認しながらすぐに検査結果を聞かせてもらえてありがたかったです。
そして検査結果は、何も問題なし。
きっと何か問題があるんだろうなとすっかり思い込んでいた私は、脱力するほどホッとしたのを覚えています。
ただ、婦人科同様に腹痛の原因が分からずじまい。
ちょっと腑に落ちませんでしたが、結果を信じてしばらく様子をみていたところ、1週間ほどで腹痛は消えてくれて、いったいあの痛む場所が毎日移動する腹痛は何だったんだろう?と今でも疑問です。
こうして謎の腹痛問題は一応決着がついたのですが、新たに婦人科で甲状腺の病気の可能性を指摘されたので、次は甲状腺の病院へ行くことになったのでした。(つづく)
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