頼んでもいない事を勝手にされて怒られる毒親育ち

毒親について

一言で「毒親育ち」と言っても、毒親のタイプや、毒親育ちでつらいと感じるポイントは人それぞれで、何もかも全く同じ状況な人なんていないと思いますし、私自身の中でもつらかったポイントは幾つもあるのですが、今日は、毒親である母に頼んでもいない事を勝手にされた挙句いつも私が怒られてつらかった経験談をお話したいと思います。

私の行動をチェックするための掃除

「頼んでもいない事を勝手にされて怒られる」で真っ先に思い浮かんだのは、部屋の片付けについてでした。

母はとにかく几帳面で、それ自体は悪い事ではないし凄いなと思う部分でもあるんですけど、母が決めたルールや基準に達していないと許されませんでした。

なので私は、学校や仕事が休みの日にはちゃんと掃除機をかけたり片付けもしていましたし、学生の頃は同級生が家に遊びに来た時には、私の部屋を見て

「なんか・・・もの凄く綺麗に片付いてるよねぇ。」

と、ちょっと引き気味で言われたくらいなので、子供部屋にしては殺風景なくらい整然とした部屋だったと思うのです。

それでも母は、本当に母からすれば私はだらしなく見えていたのか?それとも、私がちゃんと片付けていようがいまいが怒鳴りつけていたかっただけなのか?私の部屋を勝手に掃除をしては「だらしない!」「ちゃんと片付けろ!」と言い続けました。

そして、毒親は過干渉であるがゆえに、私が「掃除は自分でするから掃除してくれなくていいから!」といくら言っても、母は私がいない時に「部屋の掃除」と言う大義名分で私の部屋に入り、勉強机の引き出しの中の物から、時には友達からの手紙から、ゴミ箱に捨てたレシートまで、重箱の隅をつつくように確認していました。

母はそんな事をしているなんて絶対に自分から白状しませんし、そ知らぬふりをしてはいましたが、例えば、私が自分で買って誰かにあげた物があったとしたら、母はすぐに「アンタ、アレはどうしたのよ?」と気づくのです。

母に話してもいない、私の持ち物なのにです。

なので私の机の中をチェックしているとは言わなくても母がやっている事は丸わかりで、それが本当に嫌で「掃除はしてくれなくていいから!」とちょっと私が不機嫌気味で言おうものなら、「掃除してやってるのにその言いぐさは何だ!」と逆に私が怒られて、それでもなお母は素知らぬ顔をして、日々私の部屋の掃除と称して持ち物や行動をチェックし目を光らせていたのでした。

涙のコミック雑誌

そしてこれは確か小学校の3~4年生の時だったかな、自分のお小遣いでコミック雑誌を買ったんですね。

小学生のお小遣いなんてそんなに多くないですから、ちゃんとお小遣いをためて、自分で買ったものでした。

付録なんかも付いていましたし、嬉しくて、何度も読んだものです。

ただ、1冊が分厚いので本棚に置かずに、勉強机の上に3冊くらい平積みにして置いておいたのですが、学校へ行っている間に勝手に母に捨てられていました。

「アンタが片付けないから!掃除してやったのに!感謝こそすれ掃除してもらって文句言うとはどーゆーことだっ!!!」

まだ小学生3~4年生ですよ。

子供が自分でお小遣をためて買ったものですよ。

しかも私は自分でも掃除していたし、掃除を頼んでもいないし、全然散らかしてなんかいないし、机の上にちゃんとそろえて平積みにして置いておいただけだし、勝手に私の物を捨てるし、逆切れするし。

そらぁ~私だって、悲しくて泣きましたね。

で、泣いている私を見て、母はここぞとばかりにテンションを上げてブチ切れると言うね。涙

捨てたのはベッドではなく私の人権

で、そんなことが事が成人しても続きまして、最終的には、ベッドを捨てられました。

両親は敷布団派なので私もずっと敷布団で寝ていましたが、私は子供の頃にベッドに憧れたりもしていたので、社会人になってから自分でベッドを買ったんですね。

当時ちょっと流行ったシンプルなパイプベッドでしたが、私にしてみれば、ささやかな夢を自分のお給料で叶えたわけなのですが、ある時、仕事から帰宅して2階の自分の部屋へ行くとベッドが消えていました。

驚いた私は慌てて1階の居間にいた母の所へ行き「ベッドが無いんだけど?!」と問い詰めるように聞くと、フン!何を大袈裟な!と言わんばかりの顔をして

「ベッドなんか置くから、だらしなくなるのよ。だから捨てておいてあげたから。」

と冷ややかに、さも「やっておいてあげた感」を出してきたのです。

ありがた迷惑と思うことはそれまで沢山ありましたけど、このベッドの一件で「ああ、この家(親)には私の人権は無いんだな。」とハッキリと自覚した瞬間でした。

 

生きづらさを感じている人は、「あなたのためにやってあげているのよ。」と言う親の言動を今一度「本当に私のためになっているかな?」と考えてみて下さい。

時には、親がただそうしたいだけだよね、と気づくことがあるかもしれません。

親の言うことが全て正しいなんてことはないですし、親の言うことを絶対に聞かなければならないなんてこともないです。

親が本当に自分のために言ってくれている言葉だとしたら、それはきっと自分でも気づくはずですし、その逆もまた然りで、自分のために言ってくれていると言われてもそうではない親の言葉も、きっと気づくはずです。

自分の気持ちを大切にしてあげて下さい。

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