私が一番好きな日本酒は、純米吟醸生原酒CEL-24。
明治30年創業、高知県のほぼ中央にある土佐市の亀泉酒造のお酒です。
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これはきっとご褒美!
先日、所用で出かけた帰りのことです。
その日は、都内ばかりでしたがけっこうあちこち移動したので(歩数計も1万8千歩ほど)ちょっと疲れてしまいまして、家に帰ってから晩ご飯の支度をするのももう億劫で
「あ~…久しぶりにあのスーパーで総菜を買って帰るか…」
と、いつも私が買い物している近所のスーパーなんかよりも全体的に高級な都内のスーパー(←ここの総菜が美味しいのです。高いけど。)に思い切って寄ってみたところ、なんと、本数限定で入荷されていたCEL-24を発見したのです!
少人数で運営されている酒造会社のお酒なので、いつでもどこでも手に入るようなお酒ではないし、取り扱っている酒店もさほど多くないので、まさかお目にかかれるとは思っていなかった私はCEL-24を発見した時に思わず「ア”ッ!」とまあまあな声量で変な声を出してしまって、近くで品出しをしていた店員さんやお客さんたちをビビらせて振り向かせてしまいましたが(^^;悪いけどそれどころではありません。
迷うことなくむんずと1本掴んで買い物かごに入れ、それまでは疲れで重かった足取りがウソのように軽くなり「これはきっと今日一日頑張ったご褒美よね!」と満面の笑みを浮かべてレジへ向かった私でした。
きっとレジの人、小躍りしながら満面の笑みで会計に来た客はさぞ気持ち悪かっただろうなぁ。
選んだのは太刀魚1本
こうして、思いがけず私の一番好きな日本酒が手に入り、とりあえず冷蔵庫で冷やしておいて、この数日間はまるで冷蔵庫の中に宝物が入っているようで実に幸せな気分でした。笑
そしてせっかくなので、なにか美味しい魚と一緒にいただこうと決めて、昨日は隣駅にある魚屋まで魚を買いに行きました。
我が家は美味しい魚が食べたい時は、この隣駅にある魚屋へよく買いに行くのです。
ズラリと並んだ魚を目の前にして、この時期ならではの鰤や鱈なんかもいいなぁと思いましたが、ひときわ目を引いたのは銀色にピカピカと光る太刀魚でした。
太刀魚とは、タチウオ科タチウオ属に属する海水魚で、日本近海では北海道から沖縄まで各地に生息していて、東京湾でも釣れるメジャーな魚です。
刀や太刀のように細長くて平べったい形をしていて、表面は金属のように光沢のある銀色をしているので太刀魚と呼ばれています。
旬は夏ですが、元々脂質含有量が多い魚なので、その他の季節でも脂が抜けていて不味と言うことは無くて、上品な白身魚です。
いざ、一献
私は太刀魚と言えば塩焼きが一番好きですが、昨日は太刀魚を1本まるっと買ったので、胴の太い部分は刺身で、尾に近い細い部分は塩焼きで、そしてアラはあら汁にして、余すとこなく全て美味しくいただきました。
くぅぅぅーーっ!!!パイナップルの果汁のような爽やかな香りと甘口の日本酒の味わいが口の中に広がって、相変わらず旨いなぁ、CEL-24は。
「うっひっひ♪」思わずニンマリ。笑
日本酒をあまり飲まない方にしてみれば、「本当にパイナップルのような香りなんてするのぉ?」とちょっと疑問に思われるかもしれませんが、これがもうね、本当なんですって。笑
本当にパイナップルのような香りがして、とても飲みやすいし、とにかく美味しいのです。
そして、太刀魚の塩焼きのふんわりと柔らかい脂ののった白身魚の美味しさと、刺身で食べればちょっとプリッと弾力があるさっぱりとした美味しさと、そしてあら汁は、さすが脂のりがいい魚だけあってアラからも旨味がしっかり出てもの凄く美味しいあら汁でした。
美味しい太刀魚をつまみながら、美味しい日本酒CEL-24をちびちびといただく。
延々リピートできる美味しさでした。
ああ、なんて口福。
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