お墓にお花を供えてくれたの、誰?

・不思議な話

先週の金曜日、母から電話がありました。

母からの電話

電話に出るや否や、「アンタ、ちょっと!」

まるで問答無用で問い詰めるような言い方。

こーゆー言い方の時の母はだいたい、ちょっとイライラしていたりとか、急いでいたりとか、興奮している時です。

毒親育ちの私は、これまでの経験値で瞬時に母の雰囲気を察知して

「あ~、また何かメンドーな事を言われるのかなぁ…今度は何が気に食わなくて電話してきたんだろう…」

と、心の中がどんよりとして内心焦ったのですが、電話に出てしまった以上は母の話を聞かないわけにはいきませんし、電話を切るわけにもいきません。

さり気なさを装いつつ意を決して

「ん?どうしたの?」

と、とりあえず話を聞いてみたところ、今回はちょっと意外な話でした。

幸いなことに私に対しての文句とかイチャモンではなくて、何やら不思議な話だったのです。

母方のお寺さんについて

話の発端は、母にかかってきた遠縁の親戚からの電話でした。

この親戚からの電話の話をする前に、話が分かりやすいように、母方のお寺さんについての説明を先にしたいと思います。

① 母方の祖父母のお墓があるお寺さんには、「私の祖父母のお墓(A)」、その横に「祖母の従妹家のお墓(B)」、ちょっと離れた所に鎌倉時代か明治時代からの「祖母の実家(本家)の古いお墓(C)」、の3基あって。
② (A)と(B)の親族は、お墓参りに行くとだいだいお墓3基全てにお花やお線香をあげてお参りするけど(私は基本的には祖父母のお墓しかお参りしないけど)
③ 本家の方は(C)だけお参りして、(A)や(B)にはお参りしない。

そんな事情を踏まえて、話の続きを。

遠縁の親戚からの電話

(B)の息子さんから、久しぶりに母に電話があって

「お花供えてくれて、ありがとうね!」

と、お礼を言われたらしいのです。

でも、母は何のことか分からなくて話を聞いたところ、(B)の息子さんが言うには

  • (B)の息子さんがお寺さんにお墓参りに行ったら
  • 既に(B)と(A)のお墓にお花が供えてあって
  • (C)にはお花が供えていなかった

この状況からすると、上記のPOINT③の通り

  • お花を供えてくれたのは(C)家の人ではない

なので

  • (B)家の親戚たちに確認してみたけど、(B)家誰もお墓参りに行っていなかった
  • ってことは、(A)の親戚の誰かでは?と考えた時に
  • 母の弟妹たちは、遠方の住まいだったり、リハビリや介護があるため、自由にお墓参りに行けるのは母(私の両親)だけなので
  • きっと母がお参りしてくれたんだろうと思った

とのことでした。

母の推測

でも実際は、

  • 母もお墓参りに行っていなくて
  • 母の弟妹たちもお墓参りに行ける状態ではないし
  • アンタ(なばな)のいとこたちでお墓参りに行く人はいないだろうし
  • ましてやお隣の(B)にまでお参りすることはないだろうし

で、唯一、年一でお墓参りをしている私に

「アンタお墓参り行ってくれた?」

と、電話がかかってきたと言うわけです。

でも、私がお墓参りに行ったのは昨年の秋頃が最後なので、もちろん私ではありません。

なので私は、母の弟妹(私の叔父叔母)の誰かが「お寺さんに電話でお願いして、お墓参りには行けないけどお花を供えてもらうよう頼んだんじゃない?」と言ってみたのですが

  • 今はもう法事とか集まって出来ないから、お寺さんに電話で「塔婆を立ててもらったり」「お経をあげておいてもらったり」するのはお願いできるんだけど
  • 法事でもないのにお花だけって・・・たぶんそーゆーのはやってないと思うのよね

・・・と。

 

そんな感じで、先週はそのまま話は終わりまして。

そして先ほど、週末をはさんで母から再び電話がかかってきたのですが、結局、(A)と(B)のお墓にお花を供えてくれたのが誰なのか?は分からずじまいで、謎は謎のままとのことでした。

まぁ、お墓にイタズラをされたとかではないので、そんなに気にしなくて大丈夫では?とも思いますけど・・・

やっぱりちょっと、気になりますね。

お墓にお花を供えてくれたの、誰?

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