今年2023年のお盆期間は、8月13日(日)~16日(水)の4日間。
巷では多くの人がお盆休みですが、夫の勤める会社にはお盆休みと言う休暇は無いので、我が家は今年も通常運転で暮らしていました。
でもまぁ、帰省ラッシュの混雑や渋滞のニュースを目にする度に「大変そうだなぁ」と思いますしね。
お盆休みを挟んだ1週間くらいは「今日は電車ガラガラで座れたわぁ」と夫は嬉しそうですし。
お盆休みは無いけれど、有給休暇とは別の夏休みはあるので、お盆に期間に休みではなくても別にイイかなと思っています。
お盆休みが嫌な理由
ところで前に知人から「お盆休みとかお正月とか、気が重いんだぁ。旦那の実家に行かなきゃいけなくて。親戚が集まって居間でのんびりしてても、私だけ台所に立って食器洗ってたりして、なんか涙出てきちゃって…」なんて話を聞きました。
そりゃ~行きたくなくなるのも当然でしょう!!と、あーだこーだと話をしつつ。
「実は私もね、お盆は気が重いんだぁ。」と言う話は、私は出来ませんでした。
なぜなら、相談したところでどうにもならない話だからです。
どうしてどうにもならないのか?
それは、私の「夢」の話だからです。
夢、それは、キラキラ輝く未来の目標の夢ではなくて、寝てる時に見る夢です。
ある時から、もう10年くらい、毎年お盆になると私の夢に出てくる人がいるのです。
言ってしまえば、ただの私の夢の話です。
でも、これだけ繰り返されると夢もただの夢ではないのでは?と考えてしまうようになって、毎年お盆が近づくにつれて気が重くなるのです。
夢に出てくる人
夢に出てくる人は、私の知っている人と言うか、同級生(以下、Aさん)です。
Aさんは中学1年と3年の時に同じクラスになった人ではありますが、今は全く交流もないですし、現在Aさんがどうされているのかも知りません。
記憶をさかのぼると、私がまだ実家で暮らしていた26~27歳の頃に、地元の駅でAさんの姿を見たのが最後だったような。
ただですね、同じ学区内の中学の同級生ではあるので、情報として「あの駅前のマンションがAさんの家らしいよ」くらいは耳にしたことがあるので、もしもの話ですが、Aさんのご両親やAさんがまだそこに住まわれていて、私がそのマンションまで行って調べたりしたら、もしかしたらAさんの現在を知ることが出来る可能性はゼロではないかと。
でも、そんなことしませんって。笑
友達でもない人のことを52歳にもなって急に調べ出したりしたら、そんなの誰が見てもただの怪しい人じゃないですか。
それにもう1つ。
夢の内容が内容だけに、「恐くて調べられない」と言う気持ちもあるのです。
1年目の夢
始まりは確か2013年か2014年だったのですが、最初は夢のことを気にしていなかったのでハッキリと年度を覚えていないのですが、私が40代前半だった頃です。
ある日、変な夢を見ました。
夢は、私が明るい日差しが差し込む壁も床も真っ白な廊下を歩いているところから始まりました。
廊下の突き当りの右側にドアがあって開けると、そこは学校の教室のような広さと作りの部屋で、中に入ると、正面左右3方向に学校の教室のような窓があって、窓から見える外の景色は、まるで高原のような美しい緑が広がっていました。
窓は大きく開いていて明るい日差しが差し込み、心地よい風が入ってきて白いカーテンをふんわりと揺らしていました。
ただ1つ変なのは、学校の教室っぽい感じなのに、机や椅子が1つも無くて、ガラーンとしているのです。
そんな部屋の様子を見まわしていたところ、いつの間にか私の前に、よく会議室とかにある折りたたみ式の長テーブルが2つぴったりとくっついた状態であって。
なぜかその長テーブルの上に、昔のまま若い姿のAさんがあおむけで目を閉じたまま横になっていて、まるで寝ているような感じでした。
そしてそのまま、目も開かなければ口も動かないAさんから「私、死んじゃったよ。」と突然声が聞こえたのです。
口で話しかけてきたのではなくて、テレパシーのような、声が頭に入ってきた感じ。
ただ、夢の中の私はなぜかとても冷静で、そんなAさんの言葉に「えっ?!」とか「なんで?!」とか動揺することなく、「・・・そうなんだ。」ポツリと一言。
ここで1度目の夢から目が覚めました。
夢の内容があまりにも不思議と言うかショッキングだったので、目が覚めてからもその夢の内容が頭から離れないまま翌日になって、そこでふと「あ、今って、お盆だ」と思ったのでした。
でもこの時は、その夢のことは気になりましたが「ただの偶然でしょ」くらいに思って夢のことはすぐに忘れて気にもかけていませんでした。
2年目の夢
ある日、またAさんが夢に出てきました。
それは、私の地元でありAさんの地元でもある見覚えのある駅のホームに立っているところから夢は始まりました。
私と私の左隣にAさんが並んで電車が来るのを待っているようでした。
とても良い天気の明るい日差しが差し込む駅のホーム。
夢の中でAさんは私にはにかんだような顔でほほ笑んでいましたが、話しかけてくることはありませんでした。
ほどなくして電車が来て、開いたドアから私が乗り込むと、なぜかAさんは乗り込むことなく、ドアはそのまま閉まりました。
電車が出発する前、駅のホームに立ってこちらを見ているAさんが、右手でケータイを耳に当てるようなしぐさをしながら、左てで耳に当てているケータイを指さすようなジェスチャーをします。
「ん?ケータイに出てと言っている?何か言いたいことがある?」と思い、私もかばんからケータイを取りだして「もしもし?」と出ましたが、何も話しかけてはきませんでした。
でも、ドアの向こうのAさんはまだ笑顔でこちらを見ていて、そのまま電車が動き始めたので、私は応答のないケータイにむかって「さようなら。」とだけ言って電話を切り、そのままAさんの姿は見えなくなったのでした。
2回目の夢は、ここで終わり。
目から覚めた時、特に嫌な感じはありませんでしたが、「あ~またAさんが夢に出てきた。何か言いたかったのかな?」と心にひっかかるような感覚が残ったのと。
ふと気づけば、前にAさんの不思議な夢を見てから1年後のお盆でした。
2年続けてお盆にAさんが夢に出てきたことに気づいた時、さすがに「…あれ?」と気になりだしたのでした。 (つづく)
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