私はたまに足がつります。
つるのは大抵ふくらはぎか土踏まずの所で、とにかくつった時の痛みって「くぅぅーっ…(≧≦;」と耐えるしかない激痛ですよね。
もうそうなると、ストレッチして筋肉を伸ばしてみたり、水分補給をしたり、数少ない出来ることを痛みに耐えながらやって、あとはひたすら痛みが引いてくるのを待つのみです。
「背中がつる」とは(夫談)
誰しも1度や2度は足がつったことがあると思うので、その痛みはご想像がつくと思いますが、ふくらはぎや土踏まずでさえあれほど耐え難い激痛だと言うのに、夫はたまに背中がつるのです。
場所的には、肩甲骨の下と言うか、肋骨の背中側で、右側か左側かどちらか片方だけつるみたいです。
「背中がつった!イテテテ!」
前にちょうど背中がつった瞬間を見たことがあるのですが、激しく体を動かしていた時とかではなくて、ちょっとした動作で「ピキッ!」となるらしく、「こうしたから背中がつった」みたいな原因は自分でも分からないみたいです。
一度背中がつってしまうと、場所が場所だけに足みたいにストレッチで筋肉を簡単に伸ばすこともなかなか出来なくて、日常の動作の中で無意識に体を傾けたりねじったりしただけで痛みが走って、かなりしんどそうです。
でも、ぎっくり腰のように動けなくなったりはしないので、それは不幸中の幸いですが、とりあえず湿布を貼ったりするしかないまま、だいたい3日間くらいは痛みが引かないようです。
そして、ある程度時間が経つと「治った!」と急に痛みはきれいさっぱり消えてくれるのだそう。
背中がつるって、不思議な症状だなって思って夫の話を聞いていました。
新事実に辿り着く
そして先日、会社から帰ってきた夫が久しぶりに「今日、背中つったんだよぉぅ(--;」と言って、相変わらずちょっとした動きで痛みが走るみたいで、不自由そうにしていました。
そして、背中に湿布を貼ってあげながら、あまりにも痛そうなので私は何となくで
「背中がつるって、なんでだろう?この痛がり方からして、つってるとかじゃなくて肉離れみたいに筋繊維が何本かブチブチ切れてたりするんじゃない?」
と言ってみたんですね。
すると夫が「確かにそうかも?」と思ったらしく、その後、スマホで背中の痛みについての情報を検索してみたようです。
そして、新たな新事実が判明しました。
ぎっくり背中
実は、夫と同じように急に背中に痛みが走る症状に悩まされている人は少なくないようで、この症状のことを「ぎっくり背中」と言うそうです。
そうなんです、背中がつっているのではなくて、つっている状態とは別物だったと言うわけです。
症状
ネット情報によると、ぎっくり背中は夫が言っていた通りやはり前触れはなく突然なるようです。
そして、同じ「ぎっくり」でもぎっくり腰とは異なり、筋肉の損傷によるもとのことで、私の予想した通り「肉離れに近い状態」なのだそうです。
なので症状としては
- 背中に急に痛みが走る
- 背中の筋肉が張る
- 身体を傾けたりねじったりすると痛む
- 息を大きく吸うと痛む
私は陸上部の時に脚が肉離れを起こして、あまりの痛さに1週間くらい家の中を這うようにして移動していましたが、それが背中の筋肉で起きているかと思うと、それは夫の痛がりようも大袈裟ではなくて、相当痛いんだなと分かりました。
原因
にしても、私はまだ背中がつる経験をしたことが無いですし、夫も原因が分からないと言っていたので、どうしたらぎっくり背中になるのか原因を調べてみました。
こちらもまたネット情報になりますが
- 肩関節や肩甲胸郭関節を急に動かした時
- 身体の冷え
- 運動不足
- 筋肉が硬い
- 姿勢が悪い
などが原因のようです。
なるほど、デスクワークで1日ずっとパソコンと睨めっこして頑張っている夫は、どれも当てはまりそうだなと分かりました。
ぎっくり背中になりたくなければ、やっぱり小まめにストレッチしたり、運動したり、猫背を気を付けて姿勢を良くしたり、日ごろから出来ることをやるしかなさそうですね。
改善方法
これまで夫は「背中がつった!」となった時、足がつった時に筋肉を伸ばすストレッチをするように少しでも背中の筋肉を伸ばそうとストレッチを試みていたのですが、でもどうやら、それは間違った方法だったっみたいです。
ぎっくり背中になってしまった時は
- まずは炎症の症状を治めて悪化しないように、アイシングしたり冷感湿布を貼り
- マッサージやストレッチはせず
- 一般的に炎症期は72時間と言われているので、3日間の安静が必要
- 場合によっては医療機関で、高電圧電気治療や超音波施術を受けたりする
- 痛みがやわらいだら湯船に浸かったりカイロを貼ったりして体を温め
- 徐々に運動を開始して回復を目指す
と言った感じみたいです。
いやぁ、ぎっくり背中、知らなかったわぁ。
これまで夫はぎっくり背中だと知らずに、背中の痛みがあるのに一生懸命ストレッチしようとしていましたからね。
知らないって、怖いですね(^^;
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