今日は、数ある毒親の特徴の中の1つである「子供と競う」について書きたいと思います。
毒親の特徴とか傾向が少しでも分かれば、今現在、自分の親の理解しがたい言動に苦しんでいる人も判断しやすいかなと思いながら、今日も書いてみたいと思います。
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成績表
夏休み・冬休み・春休み、学校が休みに入る前に渡されるアレ。
私にとっては、毎度恐怖でしかなかったアレ。
私が子供の頃は、小学校の低学年までは成績表のことを「あゆみ」と言っていましたが、今は成績表のことは何て言うんだろう?
成績は、A・B・Cの3段階でしたね。
小学1年生の時の私は、「春からランドセルを背負って、とにかく毎日小学校へ行んですね~」くらいな感じで入学して、ただただ親や学校の先生の言う通りに毎日過ごしている感じでしたが、2年生になった頃から、母は私の成績などについてあれこれ言うようになってきました。
でもそれは、私が頑張れば「がんばったね!」と褒めてくれたりだとか、ダメだった時に「残念だったね。」と慰めてくれたりだとか、「また次頑張ればいいよ!」と応援してくれたりだとか、そのような優しさのある言葉ではありませんでした。
例えば、これは小学校2年生の、確か夏休み前だったかな、学期末にもらった成績表は
- 図画工作(美術)がB
- 他の教科は全てA
子供ながらに「良かったぁ(*^^*)」と思いましたし、「これならお父さんもお母さんも褒めて(喜んで)くれるよね」とも思いました。
そして帰宅して、家にいた母にランドセルから成績表を出して見せると、母の表情はなぜだかみるみる曇っていきました。
そして、母が私に言った言葉は
「あ~、オールAじゃなかったんだねぇ・・・図工さえA取れれば全部Aだったのにねぇ・・・あんた不器用だからねぇ・・・あと1個頑張れば良かったのに・・・あ~あ・・・」
頑張った他の教科の事はどうでもよくて、ダメだった1つの事をくどくどと責められて、私の心の中の風船が音もたてずにシュ~ッと萎んでいく感覚でした。
そんなことを言わるんだったら、子供にとってはもう、成績表をもらうことなんて毎度恐怖でしかなくなりますって。
絵画の賞
また別の話では、私が中学生になってからのことです。
美術の授業だったか?夏休みの宿題だったか?とにかく絵を描きまして、その絵を美術の先生が生徒たちが書いた絵の中から選んで私の知らぬ間に県の美術展に出してくれたらしく、何やら賞をいただいた事がありました。
美術の先生からは事後報告で聞いて思いがけずの出来事でしたが、まあ、普通に嬉しい事ではありましたし、学校での話としてそれを母に話したところ、母、いきなりキレました。
「調子にのるんじゃない!!!アンタくらいの絵を描ける人はいっぱいいるし、アンタよりももっと絵が上手い人なんて五万といるんだから!そのくらいのことで喜ぶんじゃない!」
悪いことをしたでもなく。
別に浮かれて調子に乗って喜んでいたわけでもなく。
絵を描いて賞をもらって怒られるなんて、まさかの出来事でしたし、全く意味が分かりませんでしたね。
【毒親の特徴】子供と競う
毒親には、「子供と競う」と言う特徴もあるそうです。
この特徴は、例えば
- 子供を見下している
- 自分の自慢話や苦労話を聞かせ、自分の成果のアピールしたい
- 自分の方が優れていると言いたい
- だからこそ、子供が褒められるような事は嫌だし
- 自分が出来ない事で子供が結果を出す事があれば許せない
などがあります。
このことを踏まえて母の言動を考察してみると、私の成績表の件では、母の子供の頃の学校の成績がどのくらいだったかは分かりませんけど、娘がある程度の結果を出したことが気に食わなかったのか、もしくは、出来の悪かった図画工作の成績を責めることで子供を見下したかった、そんな感じかと。
そして絵の賞の件では、子供の頃は図画工作が苦手だったはずの娘が、いつの間にか賞をもらえるようになっていたことが許せなかったのでしょうし、ちょっと嬉しそうにしていた娘が気に食わなかったのでしょう。
そしてたぶん、この時の母の言動には他の毒親の特徴である「子供の心の支えになろうとしない」も関係していると思います。
絶対に子供の努力や成果は、褒めない、認めない。
このように、毒親の特徴は色々なものがあって、毒親それぞれに色々な特徴が混ざっていたりもするので、一言で「毒親とは、こうです!」と言えない複雑さがありますし、だからこそ、毒親に苦しむ人のつらさや問題点も人それぞれなのです。
と言うわけで、私の母のような毒親の元で「親に喜んでもらいたい」とか「褒めてもらいたい」とか「いつか自分を認めてくれる日が来るかもしれない」と努力し続けている人がいたとしたら、それは残念ながら無理です。
頑張っても頑張っても、毒親が子供を認めることは絶対にありません。
そして子供はいつまでも報われることはないから、結果的に、心身ともに疲弊してしまうのです。(←私がそうでした)
そうなってしまう前に、毒親とは出来るだけ早く離れて関わりを最小限にすることが、自分の心や体を守れる唯一の手段だと、今の私は思っています。
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