前回の【本当にたたかったお嫁さま】その42.「停滞」では、
私の誤算のせいで、父が母と離婚をするのか?それとも離婚を諦めてしまったのか?分からなくなってしまいました。
そして、そのことについて父としっかり話がしたかったのですが、母がいる家では話をすることも出来なくて、時間だけが過ぎて行きました。
さらに、母は相変わらず私の存在を完全に無視して暮らしていて、結婚式の出欠席の返事ももらえないままだったので、状況としては、完全に停滞してしまいました。
そんな時、披露宴代わりの2次会をするレストランで着るために買ったシンプルな白いドレスと白いパンプスが届いてくれたおかげで、私の意識はまた少し結婚式に向いて、苦しい状況ながらもほんのり嬉しい気分に包まれたのでした。
ところが、またしてもアクシデント発生!
今日はそのへんのお話をしたいと思います(^^)
2000年11月上旬、ネットで購入しておいた2次会のレストランで着るための白いシンプルなドレスとパンプスが届きました。
一般的な結婚式であれば、結婚式場で結婚式と披露宴の両方を執り行うため、結婚式のウェディングドレスと披露宴のお色直しは同じ式場内でレンタルして準備出来ますが、元々は2人だけで結婚式をするつもりだったため結婚式場では披露宴はせず(⇩過去記事参照)
カレと私がよく行っていた結婚式場からほど近くのレストランで結婚式の2次会と称して食事会をスタンバイしたのですが、結婚式場で着たウェディングドレスのまま2次会へ行くことは出来ないので、自分たちで2次会用のちょっとした衣装を揃える必要があったのです。
それで、夫はスーツと少し明るめのネクタイを新調し、私はネットで白いシンプルなドレスとパンプスを買ったのでした。
カレの家に注文していたドレスとパンプスが届いたと連絡が入ったので、私はさっそくカレの家へ向かい、まずは試着してみました。
ドレスのデザインは、飾りなどは無いとてもシンプルな白のシルク生地のノースリーブAラインのロングドレスで、背中にチャックがある仕様でしたので、まずはチャックをウエストまで下げてドレスを着まして、チャックを下からゆっくりと上に引き上げました。
すると、チャックはウエストを通過し、背中も通過し、あとは胸部が入ればチャックは上まで閉まる・・・と思いきや。
たわわな胸と言うよりも、ガッシリ胸板が厚めと言った方が正解な私の胸囲がドレスに入りきりませんで、あと一歩のところで背中のチャックが上がり切らず、ドレスが入らない?!
加えて、ドレスの裾がロングを超えて引きずりまくりな長さで、そのままでは着れないことが確定してしまいましたΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン
ヤバい、結婚式まであと1ヶ月・・・しかも、返品不可のドレスだったので・・・どうしようぅぅぅ!!!
ドレスを半分着た状態のまま、しばしブリーズです。
でも、ガッカリしていても、凹んでいても、仕方ありません。
自分で何とかするしかないのです。
そこで私は、急いでドレスのお直しが出来るお店を探しまくって、連絡しまくりまして、何軒か撃沈した後にやっと1軒、お直しを受け付けてくれるリメイクのお店が見つかりました。
そのお店は、「郵送で服を受け付けし」⇒「こちらが服と一緒に同封したお直しする箇所の説明書と、実物の服を見て」⇒「お直しの見積もりを出し」⇒「こちらが代金と送料を振り込んでから」⇒「10日ほどで仕上げて」⇒「郵送で服を届けてくれる」と言うシステムになっていたので、私はさっそくドレスのサイズを計って、お直しする箇所の詳しい説明書を作成しました。
- まずは、裾を15センチほど切って、裾上げしてもらい。
- 裾上げの際に切った布を使って5cm×10cm×10センチの二等辺三角形のマチを2枚作って
- バストまわりを大きくするために両サイドの脇の下に②の布を継ぎ足してマチを入れる
これで、両脇5cmずつの計10cm、胸囲が広くなるようにお願いしました。
すると、お店の方も頑張ってくださったようで10日もしないうちにお直しを終えたドレスが戻ってきまして、ドレスと一緒に同封されていたお店の方の手紙には「イラスト付きでお直し箇所の説明書が明確でとても分かりやすくて、作業しやすかったです!ありがとうございました!」と書いてくれていました。
こうしてお直しが終わったドレスを改めて試着したところ、今度こそ、本当にやっと、ドレスのチャックが上まで上がり、ドレスの裾も引きずることなくちゃんと着れて、ちょっと脱力するほどホッとしたのでした。
私たちの結婚は、何度となく毒親である私の母と言う壁にぶち当たってきましたけど、まさか結婚式直前にドレスまで入らないと言うアクシデントに見舞われるなんて、「神様がいるなら、もうちょっと幸せに結婚の準備させてよぉ~、アクシデントはもう勘弁して~」って思ってしまいましたね。
まあ、ドレスのお直しが何とか間に合ってくれたから良かったですけど。
私たちって結婚に辿り着くまで本当に大変だわぁ…とつくづく思ったのでした。 ~ つづく ~
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