昨日に引き続き、今日も猫くんのお姉ちゃんやお兄ちゃんである可愛い小さな家族たちをご紹介したいと思います。
愛犬(女の子)との出会い
2005年夏、出先で里親会の里親探しの活動を偶然見かけ、そこで1枚のチラシをもらいました。
新しい家族を待っている小さな犬や猫たちの写真を見たらなんとも切ない気持ちになって、帰りの電車でチラシに穴が空くほど見入っていた私に夫が気づいて「気になるの?」と聞いてきたので、「う~ん・・・1匹ならうちでも飼えるかなぁと思って。」と答えると、「じゃ、1匹引き取る?」「え?いいの?」「ええんちゃう?」ってことで、即決で犬を1匹むかえることが決まりました。
そして2005年9月、里親会の譲渡会会場へ行って数匹の犬たちと面会して、里親会の方から「この仔どうですか?」と言われたのが先代の愛犬で、何の異論もなく我が家にきてもらうことが決まりました。
そして10月、茨城のボランティアさん宅から車に揺られて愛犬が埼玉県の我が家にやってきまして、無事、譲渡手続きが終わったのでした。
愛犬の生い立ち
愛犬の生い立ちはなかなかに複雑でした。
愛犬を含めた3兄弟を保護してくれた茨城在住の里親会のボランティアさん(以下、Aさん)のお話によりますと、Aさん宅の近所に庭でコーギーを飼っているBさんと黒柴を飼っているCさんがいて、ある日、Cさんの黒柴が脱走してBさん宅のお庭に入り、メス犬のコーギーに赤ちゃんが出来てしまったことを、CさんがAさんに愚痴られたそうです。
その後日、Aさん宅から見える近くの川にCさんが身重の母犬のコーギーを投げ捨てている瞬間を見て、Aさんは慌ててコーギーを助けに行きましたが、コーギーは自力で対岸まで泳ぎ、河原に姿を消してしまって保護することが出来なかったそうです。
それからAさんは河原を気にかけて見ていて、2ヶ月くらい経った頃にヨチヨチの子犬を連れて歩いていたコーギーを発見。
Aさんはすぐに保護しに河原へ向かい、ヨチヨチの子犬たちは簡単に捕まりましたが、すっかり人間不信になっていたであろう母犬は逃げてしまって保護できなかったそうです。(話が前後してしまいますが、我が家に愛犬が来てから1年後くらいに母犬がやっと保護できたとAさんからお知らせをいただきました。)
そして、そんな事情の母犬から生まれて育てられたからか?愛犬はワンと吠えることも出来ないほどとても怖がりで臆病な性格でした。
なので、我が家に来てくれてから打ち解けるまでに3~4ヶ月ほどかかってしまいましたが、気長に時間をかけて家族の一員になってもらいました。
少しずつ家族になっていった日々
あまりにも怖がりで臆病な性格だった愛犬でしたが、逆を言えば、とても大人しくて優しい性格でもありました。
先輩のシマリスが興味津々で愛犬ににじり寄って行っても。
先輩のキエリクロボタンインコが遠慮なく近づいて行っても。
決して吠えたり噛みついたりもせず、ただ黙って、そばにいさせてあげていました。
時間をかけて、少しずつ家の中でゆっくり落ち着いて過ごせるようになってきて。
うちに来たばかりの頃は、人も自転車も車も何もかも怖くてお散歩も出来なかったのですが(お世話をしてくれていたAさん宅周辺はとても閑静な街だったようです)、少しずつ元気にお散歩できるようになりました。
そして月日が流れ、気付けば私や夫の横に来て一緒にこたつに入って温まったり。
布団を取られて?一緒に寝たり。
お散歩が大好きな仔に成長して、毎日365日、朝と夜の2回、散歩は欠かさず一緒に歩いてきました。
夜のお散歩は、駅まで夫をおむかえに行くのが定番でした。
毎晩、毎晩、夫をおむかえに行き、夫が到着するや否や「お父ちゃん、おうちはこっちでし!アタチがお父ちゃんを連れて帰るでし!こっちでし!」と言わんばかりに、夫が持つリードをグイグイ引っ張り頑張って家まで連れて帰ってくれたものでした。
夫婦そろって犬との暮らしは初めてでしたが、犬らしくないと感じてしまうほど優しく大人しく、可愛い仔でした。
この仔だったからこそ、先輩のシマリスとキエリクロボタンインコとも穏やかに暮らせたのだと思っています(*^-^*)
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