【本当にたたかったお嫁さま】その13.結婚式を決められない!

・本当にたたかったお嫁さま

前回の【本当にたたかったお嫁さま】その12.「カレの言葉」では、

カレが実家に結婚の挨拶に来た時、対面を気にする母はカレの前では普通の母を装っていましたが、カレが帰った途端にいつもの母に戻って罵詈雑言の雨あられ。

そのことをカレに話すかどうか、私は気が引けてかなり迷いましたが、今後のことを考えて正直に話したところ、母の罵詈雑言など気にも留めないカレの言葉に救われました。

こうして母の壁1枚目を無事に突破した私たちは、結婚式場探しを始めたのでした。

今日はそのへんのお話をしたいと思います(^^)

 

母はカレが帰った後に大爆発してから、また四六時中怒りをみなぎらせた顔のまま私とは目も合さず避けるように無視をつづける暮らしに戻りました。

たぶん母にしてみれば、自分の娘は子供の頃からずっと、気分のままに嫌味や困らせるようなことを言ったり、怒鳴ったり暴言を吐いたりすれば、言う事を聞いて従わせることが出来ていた存在だったはずなのに、今はもうそれが効かないのだと悟ったのだと思います。

そんな母が「それならば他に娘に最大限ダメージを与えられる方法はないいか?」と考えて始めたのが、結婚しようとしている娘の話を聞いてやらない、話してやらない、関わってやらない、だったのではないかと思います。

 

そんな状況でしたが、どういうつもりだったのかは分からないけど母が「結婚式はしておいた方がいい」と言ったアドバイスはカレも私もとても納得したので、とりあえず結婚情報誌のゼクシィを買いました。

結婚情報誌、テレビのCMでは見て知っていたけど、実際に手にして見てみるのは初めてで、ページをめくってもめくっても、そこにはスタイルの良いモデルさんがまるでお姫様と王子様のように着飾って眩しいほどキラキラに輝いていて、どこかのお城のパーティーのような素敵な食事がズラリと並んでいたりして・・・

何と言いますかね、そのシチュエーションの中に自分が入るイメージが全く頭に浮かんできませんでしたね。

とは言え「結婚式はする」と決まったことですし、自分たちが両親や親戚や知人などをお招きする一生に一度の機会でもあるので、イメージが全く頭に浮かんでこなくても、そこは何とかして自分たちにちょうど良いと思える結婚式を模索していくしかありません。

でも、今のようにスマホなどもなく手軽にネット検索が出来るような時代ではなかったですし、親にあれこれ教えてもらえるような状況でも無かったですし。

それに加えてちょっとタイミング悪く、カレがちょうどその頃から仕事の都合で大変な時期に突入しつつあってゆっくり相談できる時間もなくなってきていたので、私はある程度は一人で結婚式の準備を進めなければならなくなりました。

そんな私が頼れるのは、ゼクシィ1冊ぽっきり。

必死に全てのページに目を通しました。

 

すると、結婚式のスタイルも色々あって、あの頃は結婚式場での結婚式やホテルでの結婚式が主流でしたが、レストランウェディングも増え始めていた頃だったし、自分の気に入った教会のチャペルでの結婚式だったり、選択肢は色々あることを知りました。

だからと言って、自分たちが希望する結婚式、自分たちが出来る結婚式、を考えると限度ってものがあります。

衣装選びからヘアメイクからから結婚式から披露宴まで全てがひとところで済ますことが出来る結婚式場がありがたいかなと思いましたが、ドドーンと結婚式と披露宴をするほどの招待客数は私たちにはいません、と言うか、そんなに大々的な結婚式をするつもりはなかったので、断念。

ホテルでの結婚式なら、中規模の招待客数の結婚式も可能になるし、洗練されたおもてなしや、新郎新婦のこだわりや個性も叶えてもらえて素敵だなと思いましたけど、残念ながら私たちにはそこまでの結婚式のこだわりはありませんでしたし、おしなべて価格が高くて断念。

ならばレストランウェディングで招待客の皆さんに美味しい料理を楽しんでもらった方がいいかなと思いましたが、当時は、レストランウェディングが出来るレストランはあっても、新郎新婦の衣装は自分たちでレンタル衣装の店を探して、衣装をレンタルして、当日レストランに届くように手配して、ヘアメイクさんも自分たちで探して依頼して、当日レストランまで来てもらって、とにかく何から何まで食事以外の結婚式の準備は自分たちで手配する必要があったし、レストランウェディングとは別にそれぞれに費用がかかるので、なかなか大変だなと思って断念。

それじゃあ教会にする?と思って調べましたが、はやり教会も結婚式はさせてくれても衣装や部屋メイクなどの準備は自分でする必要があったり、もちろん教会では食事は出来ないので、食事も無しに招待客の皆さんを帰らすのもどうかと思って断念。

そうやってアレコレと考え悩みながら10日間、ゼクシィがちょっとヨレヨレになるまで何周も読んでチェックしてみましたが・・・決められませんでした。

完全にお手上げでした。

 

途方に暮れて、ヨレヨレになったゼクシィを一旦引き出しの中に仕舞って、さてどうしたものかと窓の外の景色をボォーッと眺める休日の昼下がり。

あ~空が青いなぁ・・・ぽぽっぽぽっぽぉーぽぽっぽぽっぽぉー・・・ああ~どこかでキジバトが鳴いているなぁ・・・

・・・そう言えば、(派遣で勤め始めた会社があった)上野駅の構内に・・・ブライダルサロンってあるなぁ・・・ブライダル?・・・サロン?・・・ブライダルサロンって、何だろう?

頭の片隅でちょっと気になったのでした。   ~ つづく ~

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